■人気の“キャビンタイプ”に注目!
「あと注目は、やっぱり進化系と呼ばれる“キャビンタイプ”のカプセルホテルができたことですね。コンパクトホテルと呼称するブランドもあります」
従来のカプセルホテルと言えば、上下2段ベッドになった形。一方、キャビンタイプとは、外とカーテンで区切られており、中で立てるくらい広く設計されているのだ。
「これをカプセルホテルと呼ぶのかという異論はあるにしろ、旅館業法ではカプセルホテルと同じ簡易宿所営業に分類されます。よって鍵はつけられません。しかし、プライベート空間は既存のカプセルより確保できますので、人気を集めていますね。それに加えて、人気が出た理由は、東京を筆頭に近年ビジネスホテルの宿泊費が高騰したのも大きいでしょう。ただ、最近ビジネスホテルが一時に比べて安くなってきた。そうなると進化型のメリットが弱くなってきます。従来のカプセルホテルより割高であっても、利用者をどこまで満足させられるか。それが今後、進化型カプセルホテルが生き残るポイントになります」
生き残りのためにサービスがドンドン良くなる。それに釣られて従来型のカプセルホテルもより充実していく――となれば我々利用者は言うことなし!
これまで、一度も利用したことない人も、次の旅行では1泊ぐらいしてみてはいかがだろうか? 今までのイメージがガラリと変わること間違いなしだ!