役者っていう職業は、自我を取っ払って、あらゆるものを剥き出しにして、色んな人物の皮をまとえるかっていう職業だと思うんです。自我で、自分を守っている間は、やっぱり役者としては未熟者なんです。 ボクが芝居を始めた頃の師匠は、去年亡くなった蜷川幸雄さんなんですが、それをやっていると、“テメー、何を守って…


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