森本レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第62回 最近のホール事情
 

 よその子とゴーヤは育つのが早いといいますが、子育てをしていると日々それを実感します。自分の子育ては毎日“乗り切った”の繰り返しで、まだ2回目の誕生日かぁ~なんてペースなのに、人の子はタイムスリップでもしたんだろうかって早さで大きくなってますもんね。ゴーヤもしばらく家を空けているうちに、隣の家に侵食していますしね。ゴーヤなんて育てたことがないから実際は分かりませんが。きっとそんな感じなんでしょう。

 パチンコはといいますと、遊技人口が減った、規制が厳しくなったといわれているものの、毎週のように新機種がホールへと送り込まれ、そして人知れず消えてゆきます。相変わらず、長期稼働する息の長い機種が、なかなか登場していないのが現状ですね。

 ただ、勝ちやすい台についてパチンコライター同士で話し合うと、返ってくる答えが十中八九『真・北斗無双』だった昨年の今頃と比べると、少し状況は変わったのかもしれません。

 今でも『北斗無双』をメイン機種として力を入れているホールは多いですが、「一強」と言えるほどではない印象です。これはユーザーにとって非常に喜ばしい事象。選択肢が多いほうが、機種を選ぶ楽しみが増えることはもちろん、勝ちも狙いやすくなります。短時間勝負のときは、大当たり確率が甘い、当たりやすい台を攻め、朝から打ちにいける日は荒めの台にじっくり腰をすえる。状況に応じて狙い目となる機種は異なりますから、選択肢は多ければ多いほうが打ち手にとっては有利になるわけですね。

 最近の傾向としては、『北斗無双』『北斗の拳7転生』『スーパー海物語IN沖縄4』『牙狼 GOLDSTORM翔』のいずれかに力を入れ、主力機種として推している店が多い印象かな。そして、『北斗無双』と『北斗7』は、同じ『北斗』シリーズとして、両機種ともに力を入れる店が多いですね。特に設置台数が多い大型店は、『北斗』シリーズに力を入れる傾向が強いように感じます。なんだかんだ言って、『北斗』強しの情勢は今年も続いていますね。

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