『マツコの知らない世界』、「ウルトラ怪獣の教訓」に共感集まるの画像
『マツコの知らない世界』、「ウルトラ怪獣の教訓」に共感集まるの画像

 10月24日放送の『マツコの知らない世界』(TBS系)で、「怪獣の世界」を特集。怪獣にまつわるディープな情報が明かされ、視聴者を驚かせたようだ。

 今回の放送では、「良い子が育つ怪獣の世界」と題して、マツコ・デラックス(45)と、元保育士で怪獣マニアの原坂一郎氏がトークを展開。一見何の関係もなさそうな、“怪獣”と“子育て”という2つのテーマだが、原坂氏は「怪獣というのは、教訓とか教えられるべきものがたくさん含まれてるんです」と力説する。

 その一例として原坂氏が挙げたのは、『ウルトラセブン』(TBS系)に登場した、ペロリンガ星人のエピソード。これは有名な故実相寺昭雄監督が手がけた作品で、ある一人の青年が地球に飛来する多数の円盤を発見するところから始まる。すぐに青年はウルトラ警備隊に通報するが、まったく信じてもらえない。その後も、青年は再三警告を発するが、誰からも相手にされずに落胆する。

 しかし、後に青年の通報が真実だと分かり、ウルトラセブンがペロリンガ星人を撃破。第一通報者である青年は一転して英雄扱いを受けることになったが、青年の表情は晴れない。そして、青年が何の言葉も発しないシーンが約1分間も続いて、物語は終わる。

 原坂氏は、このエピソードから「偏見を持たず、人の言葉に耳を傾けよう」という教訓を提言。元保育士でもある原坂氏は、これは子どもの言葉をすぐには信じようとしない、大人に当てはまる教訓だと語った。

 そんな原坂氏が挙げたペロリンガ星人にまつわる教訓に、視聴者も共感。ネットには「今の大人たちに言える、良い教訓」「だいぶ前の作品なのに、現代に通じる部分が多いんだな」「けっこうシビアな内容だけど大事なことだよね」「以前から怪獣=教訓と思ってたから、今回の話はすごくうなずける」「怪獣教訓、もっと特集で見たい!」といったコメントが相次いだ。

「『ウルトラセブン』では、メトロン星人が登場する『狙われた街』のエピソードも有名です。劇中、ウルトラセブンことモロボシ・ダンは、メトロン星人とちゃぶ台を挟んで座り、地球征服計画をやめるよう話し合います。するとメトロン星人は「地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない」「人間同士の信頼感をなくせば、人間たちは互いに敵視し、傷つけ合い、やがて自滅していく」と語りました。宇宙人の目線から人類の愚かさを問うという、ウイットに富んだ内容でしたね」(サブカル系ライター)――もはや『ウルトラマン』シリーズは、寓話と言っても過言ではない!?

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