■『楽天カード』はすぐにお金がほしい人にもオススメ

 一方、「とにかく、今すぐ金(ポイント)をくれ!」という即物的な御仁に推奨したいのが、年会費無料の『楽天カード』。新規入会&初利用で、“7000ポイント”が付与されるのだ。「このカードで“楽天”で買い物をすると、通常の1%に加えて、2%がプラスされます。その他、スマホ向けの“楽天アプリ”を月1回利用すれば、さらに1%加算。“楽天モバイル”の利用で、もう1%加算と、最大で7%が還元されます」(前出のポイントウォッチャー)

 7000ポイントのためでも、楽天をフル活用するためでも、大アリな一枚だ。「こちらのポイントは、楽天ブックスや楽天トラベルなど、関連の買い物サイトでも使えます。ポイントを現金化したい方は、楽天市場でポイントを利用して、ギフト券を購入するのがベスト」(前同)

■無料の航空券がほしいなら『ANA ワイドゴールドVISAカード』

 さて、無料の航空券――つまり、マイルで旅をしたい方に激プッシュするのが、『ANA ワイドゴールドVISAカード』。「マイルを航空券に変えると、1マイル(ポイント)=1円でなく、約3~4倍の価値にできる。1万マイル貯めれば、3万円程度の航空券にバケるわけです」(前出のゴールドマン佐藤氏)

 もしカード自体のマイル還元率が1%でも、事実上3%に転じるわけだ。「ちなみに、これは“ゴールドカード”。本来なら、1万4000円+消費税が、年会費としてかかります。しかし、“マイ・ペイすリボ”という支払いサービス、“WEB明細”という請求書をネットで確認するサービスに登録すると、年会費は9500円+消費税に。他社のゴールドカードよりずっと安く、多くの“マイルおたく”が、このカードに乗り換えています」(前同)

●ボーナスポイントも進呈

 還元は月の支払額で、100円ごとに1マイル。また、1000円ごとに“1ボーナスポイント”が足される。「この“ボーナスポイント”はANAマイルとは別腹で、VISAが進呈するもの。1ポイントを3マイルに交換できます。加えて、年間50万円使えば、さらに100ボーナスポイント。支払額が増えるごとに上積みされ、300万円で1800ポイント、マイルで言えば5400マイルがもらえるんです」(ポイントウォッチャー)

●マイルは楽天、nanaco、Tポイントなどに交換できる

 年に300万円を使えば、4万4400マイルで、1.48%の還元率――これが3倍の航空券にバケるので、約4.5%の還元率! 「この『ANA ワイドゴールドVISAカード』は、年会費はかかるが、カード決済額が年間100万円あれば、十二分に元は取れる。他のマイル系カードなんて目じゃないバック率です。ANAマイルは楽天、nanaco、Tポイントなど、提携各社が多数。多くが1マイル=1ポイントで交換できるので、飛行機に乗らずとも、年間200万円を使う人なら、このカードがピカイチでオススメ」(前同)

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