サイゼリヤVSバーミヤン「ファミレス飲み」コスパ最強を本誌大食い女記者がジャッジ!の画像
サイゼリヤVSバーミヤン「ファミレス飲み」コスパ最強を本誌大食い女記者がジャッジ!の画像

 現在「ファミレス飲み」が、居酒屋よりもコスパが良いと、大流行を巻き起こしている。これを受け、各ファミレス側も飲んべえたちを取り込もうと注力しているのだが、その先駆けとなったのがサイゼリヤだ。「“サイゼ飲み”は、今や定番。全国に1300店舗を構えるサイゼリヤでは、グラスワインが100円、デカンタ(500ミリリットル)がなんと399円で飲めるんです。これが酒好きたちの目に留まり、人気を集めました」(フードライター)

 コスパ最強ファミレスとして、不動の地位を築いてきたサイゼリヤ。店員に話を聞くと、「飲み会をする団体さんが増えましたね。こんなにおつまみが充実したファミレスは他にないと思います」(サイゼリヤの店員)

 店側も自信たっぷりの様子。しかし、この独り勝ち状態に待ったをかけたファミレスがあった。それが、「中華レストランのバーミヤンです。ここの酒好きへのアピールがスゴい。店舗によってアルコール飲み放題999円を実施したり、生ビールが時間帯で200円になるとか」(前同)

 激安のチェーン居酒屋でも生ビールがそこまで安くなることは、そうそうない。「飲み放題を始めてから客足が伸びています。紹興酒や梅酒も1杯100円で飲めるので、チョイ飲みでは、どこにも負けないです」(バーミヤン店員)

■ワインや紹興酒をがぶ飲み! 勝敗の結果は!?

 これはもう両者ともに宣戦布告であろう。熱きバトルの火ぶたが切って落とされた。今回は、ビールのつまみにグルメバーガーを食べることにハマっている大食い女子編集部員Kが、その雌雄を決する。

●調味料をうまく使えるかがサイゼを制する鍵

 まずは古豪サイゼリヤからGO。さっそくワインのデカンタ小(250ミリリットル)で酒盛り開始。一人飲みだと、これ1本で十分酔える。メニューを見ると、イタリアンバルよろしく、洒落たおつまみシリーズが、1皿199円でズラり。そこから真イカのパプリカソースをチョイス。これがワインによく合う!

 サイゼリヤは、辛みソースやオリーブオイルなどの調味料が無料。これをうまく使えるかが、サイゼを制する鍵となる。さっそく、エスカルゴのオーブン焼きとフォカッチャをいただく。エスカルゴのダシが効いたオイルにフォカッチャを漬ければ、無限アンティパストの完成。これで全部足しても1000円しない。圧倒的コスパ。これはサイゼが優勢か!?

●飲み放題やボトルキープもできるバーミヤン

 一応、バーミヤンへ梯子酒。大きな期待はせず、噂の飲み放題を頼むと、いやはやすごい! 紹興酒とドリンクバーがラインナップに含まれているのだ。紹興酒をウーロン茶やソーダ、中国茶などさまざまなドリンクで割れるので種類は無限大。ここに中華おつまみを投入。2皿500円の小皿で、3種盛り(メンマ、チャーシュー、煮卵)と棒棒鶏を選んだ。このジャストサイズ感は酒飲みへの愛を感じる。さらに唐揚げを登板させる。12種類もある唐揚げは店の激推しメニューで、これは外せない。そして実は酒瓶を頼むと、なんとボトルキープもできるのだ。ファミレスの常識を凌駕するバーミヤン。

■居酒屋に代わる新たな酒場でへべれけに!

 さて最終的に、両者コスパが良く、かつ満腹になれる点では差がない。しいて言えば、少人数でゆったり飲む場合はサイゼ、大人数でワイワイ飲む場合はバーミヤンを薦めたい。居酒屋に代わる新たな酒場でへべれけになろうじゃないか。

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