■『ゴゴスマ』MCを務める石井亮次アナの去就は…

 宮根と羽鳥の2トップが業界屈指の勢力を保持する同事務所だが、次に狙っているとささやかれる局アナがいる。『ゴゴスマ』(TBS系)のMCを務める石井亮次アナ(40)だ。「彼は、名古屋にあるCBCテレビ所属の、いわゆる地方アナ。確かな実力、前に出過ぎない絶妙なバランス感覚、さらにソフトな雰囲気も持ち合わせて、主婦層の心をガッチリつかんでいます。他地域ではまったくの無名でしたが、『ゴゴスマ』の放送地域拡大に伴い、全国区になりつつあります」(芸能記者)

 その石井アナに、「テイクオフが“すでに水面下で接触済み”との情報がある」(前同)という。「石井アナの去就次第では、男性キャスター界の勢力図が大きく塗り替えられることにもなりそうです。というのも、『ゴゴスマ』は同時間帯に放送する『ミヤネ屋』に視聴率で勝っているんです。同じ事務所となれば競合するわけにもいかず、“玉突き編成”が起きかねません」(前同)

■TBSの安住紳一郎アナもフリー転向がささやかれているが…

 同じ系列のTBSで先輩の安住紳一郎アナ(44)も、かねてよりフリー転向がささやかれている一人だが、「フリーになれば年収2億超えも夢ではない。一方で、局の上層部は安住をなんとか引き止めようと事実上の役員待遇としています。局アナとしては超異例の年収を保証されているともいわれており、急いで独立する理由はなさそう」(芸能プロ関係者)

■古舘伊知郎には厳しい評価

 逆に評価が厳しくなっているのが、古舘伊知郎(62)だ。16年3月、約12年にわたってメインキャスターを務めた『報道ステーション』から卒業。自由を得て再び天下を獲るかと目されたが、再出発後の番組は軒並み低迷している。「ギャラが高いことに加え、彼を起用するとなると個人の制作会社『古舘プロジェクト』を使わなければならないので、非常に金がかかるんです。そのわりに数字が取れるわけでもなく、業界内ではすでに“オワコン”扱いされています」(前同)

■不振著しい『とくダネ!』の小倉智昭

 似た立場にいるのが、不振著しい『とくダネ!』(フジ系)の小倉智昭(70)。「視聴率に改善の兆しがなく、長年の相棒・菊川怜も番組を去り、新たなパートナーは新人アナ。さすがに焦りを感じているそうです。昨年は、薬物で逮捕された俳優への金銭支援が明らかになり、今年は人妻記者との不倫疑惑が報じられるなど、キャスターとしての適性にも疑問符がつけられていますから、降板は近そう」(放送担当記者)

■『スッキリ』の加藤浩次も正念場

 この小倉の『とくダネ!』と激しい視聴率争いを展開している、日本テレビ系『スッキリ』の加藤浩次(48)への評価も、なかなか上がらない。「『スッキリ』は、この秋から水卜麻美アナを加えてリニューアル。そのおかげで一瞬、数字が上がりましたが、すでに前の水準に逆戻り。上層部からは、“1年以内にある程度の結果を”と厳命されているそうです。出演するフジのバラエティ番組『めちゃイケ』の終了が内定し、バラエティからキャスター業へとさらに軸足を移したい意向の加藤にとって、正念場と言えそうですね」(日テレ関係者)

 群雄割拠の男性キャスター界で、天下取りを果たすのは、いったい誰か。

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