『サザエさん』、東芝のスポンサー撤退でも「絶対安泰」な理由の画像
『サザエさん』、東芝のスポンサー撤退でも「絶対安泰」な理由の画像

 11月4日、フジテレビの『めちゃ×2イケてるッ!』が、来年3月の放送終了を番組内で発表した。「21年の長きにわたり放送され、視聴率30%台を叩き出した時代もある『めちゃイケ』ですが、最近は5~8%台と低迷。サプライズで終了を発表した4日の放送も、6.6%と大コケでした」(テレビ誌記者)

■『サザエさん』のスポンサー・東芝が降板を検討

 本誌はいち早くその情報をつかみ報道していたが、今回の発表はフジの凋落や、72時間生配信に挑んだ“元SMAP”3人のネット番組の大成功に象徴される「地上波の衰退」を、より印象づけるものとなった。そして、そんな中、フジのもう一つの看板番組にも危機が迫っている。「日曜夕方の代名詞である『サザエさん』のメインスポンサー・東芝が、昨今の深刻な経営不振により、ついに降板の検討を開始。後任スポンサーが決定すれば、東芝は早くて来年3月には番組を降りることになりそうです」(前同)

●アニメどころではない危うい状況で…

 1969年の放送開始から98年まで1社提供を務めて「エネルギーとエレクトロニクスの東芝」というキャッチコピーをお茶の間に浸透させてきた同社だが、今や原子力事業の大赤字や粉飾決算などが響き、事業売却やリストラを進めざるをえない苦境に。「社内には“『サザエさん』は東芝のプライドをかけて続けるべきだ”という声もあるんですが、会社の存続自体が危うい状況では、アニメどころではないですよ」(東芝社員)

■美容整形大手の『高須クリニック』も“ポスト東芝”に名乗り

 古き良き“昭和の家族”像を発信し続けてきた『サザエさん』。時代の流れとともに、まさか、こちらも打ち切りなんてことには……。「いや、それはないでしょう。日曜夕方はまだまだ家族でテレビを見る鉄板の時間帯で、視聴率も全盛期ほどではないとはいえ、平均10%を超えています。ましてや、これからの時代、子育て世代の取り込みは各企業の課題。新スポンサーに手を挙げる企業は多数あるはずです」(前出のテレビ誌記者)

 実際、美容整形大手の『高須クリニック』高須克弥会長も、自身のツイッターで「フジテレビと電通に連絡し、価格交渉を始めた」と投稿。“ポスト東芝”に名乗りを上げている。「うちも、『サザエさんを救え!』と、キャンペーン企画を考えて企業に提案する準備を進めていますが、後任は案外、スムーズに決まると思いますよ」(広告代理店社員)

『サザエさん』は、まだまだ安泰でございま~す!!

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