巨人選手が戦々恐々「鹿取GMの非情コストカット」の画像
巨人選手が戦々恐々「鹿取GMの非情コストカット」の画像

 今季、11年ぶりにBクラスに終わった読売巨人軍。選手にとっては、背筋が凍るオフシーズンになるのは必至だろうが、早くも猛烈な嵐が吹き荒れている。「すでに、通算360本塁打の村田修一、2011年の盗塁王の藤村大介、98年に日ハムにドラ1で入った實松一成、元中日の堂上剛裕、川相昌弘3軍監督の息子・川相拓也らに戦力外通告を出しました。また、引退を決めた、4度の盗塁王に輝いたことのある片岡治大、09年の新人王・松本哲也も、事実上、戦力外でした。早くも10人以上を“リストラ”していますよ」(専門誌記者)

■中日の落合博満は超過激なコストカットを断行したが…

 リストラを主導し、選手に“クビ”を言い渡しているのが、今季途中からGMに就いた鹿取義隆氏(60)だ。チーム関係者が言う。「特に、まだ28歳の藤村のクビには驚いたね。鹿取さんは“チームの若返りのため”って言ってるけど、まだ藤村は若い。あと衝撃なのが、杉内俊哉を育成契約にしようとしていること。それを聞いた本人は、“だったら辞めてやる!”と激怒しているという話だよ」

 周囲から見れば理不尽とも思える鹿取GMのリストラ強行。そんな今、球団関係者の間でささやかれるのが、この言葉だという。「鹿取GMの落合化が止まらない」――。

 振り返って13年、中日のGMに就任した落合博満氏(63)は、超過激とも言えるコストカットを断行。就任していた3年間で約18億円もの人件費をカットしたが、チームはBクラスを脱出することなく、自身も、その責任を取る形で17年1月にGMを退任している。そんなコストカットの鬼・落合氏に、鹿取氏が似てきているというのだ。「どうやら、鹿取GMが、親会社や球団幹部から、明確な人件費の削減額目標を言い渡されているわけではないようです。“チームを活性化させる”との大義の下、GMが動いているのは間違いないと思うんですが……」(前出の専門志誌記者)

■契約更改は大波乱必至!?

 あと数週間で、巨人軍選手たちが恐れる契約更改の時期がやってくる。「他の球団だと、GMが契約更改に同席するのはまれなんです。ですが、鹿取さんは今回、同席すると聞いています。そうなると、契約更改で猛威を振るった“あの人”の姿が甦りますよね……」(前出の専門紙記者)

 鹿取GMの“俺流”が低迷巨人に炸裂するのか――。

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