■“セカンド・ライフ”はいつ?
――まさに祈りが天に届いた……って感じですね。映画の2つめのテーマが“セカンド・ライフ”です。
藤田 この間もドラマ『渡る世間は鬼ばかり』に出させてもらったんですけれど、スタッフ含め皆さん、80歳、90歳でも現役なんですよ。だから、どこが限界かといったら自分でも分からないし。好きなことを職業にしてしまったので、セカンド・ライフって言われてもいつなんだろうって。
●サラリーマンだと定年でひと区切りも…
――サラリーマンだと、ひとつの区切りとして定年というのがありますね。
藤田 私は自分のやりたいこと、好きなことをやっているのでオフはなくともいいかなって思っています。だって、仕事をしてつらいということは、ほぼ一年中つらいわけじゃないですか。それって、もう本当に大変だなって思っちゃうんですよ。だから、つらくない過ごし方ってできないのかなって、いつも考えちゃうんですよ。
■結婚は偶然でなく必然だった
――確かに。では、3つめのテーマの“伴侶”です。
藤田 血がつながっていない肉親みたいな感じですよね。すごく昔から知り合いで、ずっと一緒にいたような。
――それは運命とは、また違うんですかね。
藤田 かっこいい言葉とか、端的に言うとそんなことになるかもしれないけど、事あるごとにうちの旦那さんが口にするのは、「あのとき逢っていなかったら」とか、「こうじゃなかったら」ということはないよねって。いつか必ず逢ってたよね、って言い方をします。
――偶然でなく必然、だと。ロマンチックですね。
藤田 そうかも(笑)。