■不調のイ・ボミだが、マナーとファンサービスは相変わらず

 キム・ハヌルと対照的に絶不調だったのが、昨年まで2年連続で賞金女王に輝いたイ・ボミ。8月の「CATレディース」が今季の1勝目になるとは、彼女自身も想定外だったはずだ。「5~6月の勝てない時期は、ボミ本人が“今年はこのまま1勝もできないのでは”と落ち込み、移動の車中で号泣したこともあったとか。不調の理由は、2年連続で賞金女王を奪取したことによる“燃え尽き症候群”ともいわれましたが、具体的にはパットの不調が大きかった。昨年のパーセーブ率1位が嘘のように、ゲームが作れませんでしたからね」(ゴルフ専門誌記者)

 不調にあえいだ今季も、彼女のマナーの良さと熱心なファンサービスは相変わらず。2月の平昌五輪の広報大使に就任した“スマイルキャンディ”の今後を見守ろう!

【イ・ボミ「復活の理由」】

 昨年の賞金女王ながら、8月の「CATレディース」まで勝利から遠ざかっていた彼女。苦しい日々を乗り越えられたのは、「キャディ、トレーナー、関係者に母といった周囲の人々の助けがあったから」と話したが、他にも理由があったという。「あるファンが“優勝カップを掲げる姿を見たいだけで、あなたのファンになったんじゃない。コースで悩み、苦しんでいるときの感情もファンとして共有したい。自分にあまりプレッシャーをかけないで”と言ってくれた。原江里菜さんも、とても大きな力になってくれました。苦しかったとき、“ボミは今でも十分に頑張っている。よくやっているよ”というメッセージを送ってくれたんです」(本人) 彼女がファンや同僚に恵まれているのも、本人の人柄ゆえだろう。

【イ・ボミ「謙遜の美学」】

 セクシークイーンことアン・シネと、元祖ギャルファー(ギャル+ゴルファーの造語)の金田久美子と同組になったイ・ボミ。自身のインスタに2人と写った写真を掲載し、「KR(コリア)代表美人シネとJP(ジャパン)代表美人クミちゃんと。私は完全にイカ。きょうは私も目で楽しんだ」と綴ると、ファンから「謙遜してますね。あなたが最高」などの声が殺到。その謙虚さが彼女の“イカす”ところだろう。

■キム・ハヌルを脅かすライバルたち

●ユン・チェヨン(30) モデル体型のアラサー美女

 美人ゴルファーが多い韓国勢の中でも、ひときわ目立つ存在が、身長172センチ、8頭身モデル体型のユン・チェヨン。「小顔で脚が長い彼女は、韓国女子プロゴルフ協会広報モデルに7年連続で選ばれるほどの美人。05年にプロ入りしましたが、韓国での初勝利は14年。159戦目だったという苦労人でもあります」(専門誌記者)

 今季の彼女は26戦して2位1回、予選落ち7回と安定しないが、ギャラリーの多さには定評があるだけに、一度でも優勝すれば、さらなる人気となることは間違いない。

セキ・ユウティン(19) アイドル級の美貌! 中国小姐ゴルファー

 アイドル並みのルックスで人気急上昇中のセキ・ユウティン。日本ツアーでは、今季から参戦とあって成績は振るわないが、昨年は中国ツアーで初優勝。CLPGA(中国女子プロゴルフ協会)の賞金女王にもなった猛者だ。「彼女は父親が福井大・同大学院に留学中に福井県で生まれ、4歳まで過ごすなど日本とは縁が深い。童顔ながら、171センチの恵まれた体躯の持ち主だけに、近い将来、大化けするかもしれません」(ゴルフ誌記者)

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2