■大谷翔平と並び“日本球界を背負う”と言われた藤浪晋太郎

A そろそろ阪神に話題を移そうか。イップスつながりで藤浪晋太郎の話から入ろう。今季は、一軍登板11試合で3勝5敗。大谷翔平(日本ハム)と並んで、“日本球界の未来を背負う”と言われた右腕としては、寂しい限りだね。

B イップス説もあります。

A 彼は精神的な問題が大きいと思うなあ。昨季、KOされた試合で161球投げさせられたこともあったけど、金本知憲監督に対して、ビビッてるのかも。

●女子アナ熱愛に、中条あやみとの合コンも…

C でも、藤浪自身も悪い。大谷と比べると、明らかに自己管理できていない。

B とは?

C 阪神の高卒入団選手は、5年間は選手寮で生活するのが決まりですが、彼は実績を認められ、特例で丸4年で退寮。今年初めから一人暮らしを始めたんです。

B 早く出て、遊びたかったんだろうね。彼、女好きって聞くから。16年にも、朝日放送のヒロド歩美アナとの熱愛話があったし。

C ミーハーなんですよ。今年も若手女優の中条あやみと、どうにか合コンをしようと画策していたらしい。でも、そんなことより首脳陣がどうしても許せないことが5月末にあった。甲子園でのDeNA3連戦の初戦、先発の藤浪がミーティングに来なかったんです。

●お説教されて大号泣

A 理由は?

C 忘れていた、と。3連戦の頭は必ずミーティングがあるのが決まり。忘れるなんてありえないけど、そのとき首脳陣は、「結果を出せば不問にする」と、彼を送り出したんです。結果、5回KO。試合後、怒り心頭のコーチ陣は藤浪を取り囲んで、いかに、お前がチームにとってマイナスになっているか、と延々と説教したらしいんです。

A それは仕方ないな。で、藤浪は逆ギレしたの?

C いや、その逆。彼、大号泣してしまったそうです……。以来、フロントが藤浪の私生活を管理する、ということになったそうで。

B 大谷がメジャー行きの準備を着々と進める一方で、なんともレベルの低い話だ。

A いずれにしても、藤浪と金本監督とは合わないような気がするなあ。監督が変わらない限り、復活はないんじゃないかな。

■金本知憲体制は盤石

B だけど、今季リーグ2位になったことで、“超変革”を掲げる金本体制は盤石。監督交代なんて当分、ありえないでしょう。

A 客入りも半端なかったし、中谷将大、ドラ1の大山悠輔と若手も伸びている。阪神球団としては、金本様々だろうね。

C でも、若手がみんな伸びてるわけじゃないですよ。昨年の新人王の高山俊、ショートのレギュラー候補だった北條史也、将来のクリーンアップ候補・原口文仁は、いずれも昨季より成績を大きく落としています。

B 金本監督は“教えたがり”だっていうね。

C そうなんです。急に来て、「スイングスピードを上げろ! こう打て!」って言い放つそうで、混乱してる若手もけっこういますよ。あと、問題なのが守備位置の“超変革”。1年目の大山なんて、ファースト、セカンド、サード、レフトを守り、来年はショートもありえるとか。

A FA権を行使して、オリックス行きが濃厚といわれている大和も、超変革に巻き込まれたくないのかも。

B そういう意味では、ショートのポジションを剥奪されたけど、サードでゴールデングラブ賞を獲った鳥谷敬は、金本監督を見返した形ですね。

C  まさに、その通り。鳥谷は、今シーズン初め、「俺よりうまいショート、どこにおる!?」って憤っていたそうですから。彼の阪神入団時、教育係は金本監督だったんです。ですが、今は深い溝がありますね。

●掛布雅之前二軍監督がラジオで本音

A 金本監督との溝で言うと、掛布雅之前二軍監督に触れないと。

C 掛布さん、退任後に出たラジオで本音をブチまけてましたね。「(球団は退任理由を)世代交代というけど、そもそも2年前に二軍監督としての就任要請を受けた時点で、僕は60歳。60ならよくて、62はダメというのは筋が通らない」と。あと、金本監督のスパルタ主義と自身の自主性を重んじるやり方が合わなくなっていったというニュアンスを全面に出していました。

A まあ掛布は無念だろうね。でも、球団は掛布を切って、金本監督がよりやりやすくなる体制を作った。すでに新たに3年契約を提示してるというし、金本独裁はいよいよ強固になるね。

C ですが、矢野ヘッドコーチを掛布さんの後の二軍監督に据えたのは、次の監督就任への準備だといいます。金本監督がまったく結果を残せなければ、契約期間中でも更迭、矢野新監督誕生という可能性は十分にありうる。監督3年目の来季は、金本さんにとって重要な一年です。

B 由伸監督も金本監督も、来年こそが勝負ですね。

A ますます注目だな。

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