チャンピオンズCは前身レースのジャパンCダートから名前を変え、舞台を中京に移して今年で4回目。ジャパンCダートも含めた過去10年で前走レース別成績を見ると、JBCクラシック組が[4・4・5・28]で着度数トップ。以下、武蔵野S、みやこSと続く。チャンピオンズCになって以降、武蔵野S組は[0・1・0・9]と、本番との距離差が縮小したにもかかわらず、成績は落ちている。みやこSは[0・1・1・11]。2、3着した馬は8、10番人気なので複穴としての価値はあるが、複勝率は以前よりも下がった。現在はJBCクラシック組を以前よりも重視し、該当例の少ない臨戦パターンを次に評価。そして、みやこS組から複穴になりそうな馬を探す、という手順が良いと思われる。

■交流G1のJBCクラシック組をどう狙うか

 JBCクラシック組は、1~3着馬が[3・4・5・13]で、4着以下が[1・0・0・15]。唯一、馬券に絡んだのは、すでにG1タイトルを5つ持ち、直前のJBCクラシックで4着だったホッコータルマエだけだ。今年はJBCクラシック上位組がそろって出走するが、こうなるとアウォーディーも無印か、つけて△、グレンツェントとアポロケンタッキーは無印となる。

●昨年の覇者サウンドトゥルーは運任せのところがあり…

 JBCクラシックを優勝し、昨年のこのレースの勝ち馬でもあるサウンドトゥルーだが、脚質ゆえにハマるかハマらないかは運任せのところがあり、○まで。◎はケイティブレイブでいきたい。勝った帝王賞以降はひと皮むけた印象で、自分で競馬を作れる強みがある。

■他の臨戦パターンで期待の馬は!?

 特殊な臨戦パターンということでは★コパノリッキーだが、前走でスプリント戦を使った反動が怖いし、このレースとは相性が悪い。内枠を引いたときに外からかぶせられる不安もある。

 それよりは▲ロンドンタウンのような新興勢力に期待してみたい。日本馬以外は弱いコリアカップ勝ちをどう評価するかは別として、2着のクリソライトとの4馬身差を考えると侮れない。

本日の新着記事を読む