フジテレビ『もしズレ』後番組、千鳥「MC抜擢」の裏事情の画像
フジテレビ『もしズレ』後番組、千鳥「MC抜擢」の裏事情の画像

 元SMAPの解散にともない、昨年末に終了したフジテレビ系の『SMAP×SMAP』(毎週月曜、22時放送)。その後番組としてスタートした『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』が放送開始から約1年、12月25日で最終回を迎える。

 1月からは新番組として『ハルカ異国で大喝采! 世界の村のどエライさん(仮)』がスタート。番組のメインMCとしてお笑いコンビ・千鳥の大悟(37)とノブ(37)の二人が抜擢される動きがあるという。

「年明けから始まるこの番組は、フジの“面白ディレクター”が世界各国を巡り、過酷な環境で暮らす“すごい村人”を探すというVTR中心型のバラエティ。MCは千鳥、そのアシスタントとして優香(37)と山崎育三郎(31)が脇を固めるようです」(放送作家)

 現在、多くのバラエティ番組に出演する千鳥。2018年1月15日からはMCを務める『NEO決戦バラエティ キングちゃん』(テレビ東京系)も新たにスタートし、1月2日深夜には同番組の新春SPもオンエアとなる。人気絶頂の千鳥だが、今回の新番組への抜擢に関しては、その人気にあやかりたかっただけではないかと前出の放送作家は語る。

「新番組の内容が、明らかに『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)に酷似しています。しかもあちらの“ナスD”人気にもかげりが見え始めている今、あえてパクリ番組を始めるそのセンスでは、放送開始後、ネット炎上しかねません。現在、千鳥は男女問わず人気がありますし、ヒット番組を持たせたいという放送作家も少なくない。VTRが主体の番組でのMCは、いわばお飾りです。誰でも良かったとまでは言わないまでも、“千鳥の仕事ではなかった”とは感じますね。局内でも“千鳥がむごい”“千鳥のむだ遣い”という声をよく耳にしますから」(前同)

 約1年で終了となる『もしズレ』だが、実は視聴率は悪くない。むしろ好調な時期すらあり、関西地方では10%近い平均視聴率を連発していた。打ち切りにも思える番組終了の裏には「フジが新番組を立ち上げて、サブMCの二人を起用したかったのでは」と前出の放送作家は説明する。

「バラエティ番組への出演を控え、周りには女優への転身さえ宣言していた優香ですが、実際にはさほど目立った活動もできず。困り果てたホリプロがなんとか元のサヤに戻してやりたいとフジに泣きついたといったところでしょう。一方の山崎育三郎は人気の俳優ではありますが、こちらはバラエティ初心者。彼の所属する研音は業界内では大手ですから、事務所との仲を良好にしたいという局の意向があるようです」(同)

 平均視聴率34.2%を叩き出したこともある『SMAP×SMAP』終了から1年。伝説の「月10」が、このような混迷枠になるとは、視聴者は想像すらしていなかっただろう。

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