12月に入ると、いろいろなところでクリスマスソングを聞く機会が増える。テレビや街中でも流れ始め、気分が盛り上がっている人も多いだろう。そこで今回は「最も好きな“クリスマスソング”」を、20~50代の各世代男女25人ずつ、合計100人に聞いてみた。
まず、back numberの『クリスマスソング』とB’zの『いつかのメリークリスマス』が同率で第4位にランクイン。
back numberの『クリスマスソング』は2015年11月に発売されたシングルで、クリスマスに、相手への思いを伝えられず悩む心情を描いた歌。同年に放送された石原さとみ(30)主演の月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)の主題歌としてヒットし、有料音楽配信でミリオンセラーを記録した。
一方、B’zの『いつかのメリークリスマス』。もともと1992年12月に発売されたミニアルバム『FRIENDS』に収録された楽曲で、シングル曲ではない。しかし、次第にクリスマスソングとして定着し、98年9月にリリースされたベストアルバム『B’z The Best“Treasure”』の収録曲を決めるファン投票で6位に。2011年にはペプシコーラのCMに起用され、同年12月20日『着うたフル総合ランキング』でTOP10入りするなど、幅広い世代から親しまれている。
続いて、イギリスのグループ、ワム!の『ラスト・クリスマス』とアメリカの歌手、マライア・キャリー(47)の『恋人たちのクリスマス』が同率で第2位。
『ラストクリスマス』は1984年にリリースされたシングルで、クリスマスソングとしてジワジワと人気が高くなり、88年12月19日にオリコン洋楽シングルチャート第1位に。累計売上は日本でも100万枚を突破しており、松田聖子(55)やEXILEなど、さまざまな歌手にカバーされている。
■タイアップがヒットの起爆剤に
マライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』は94年12月にリリース。同年に放送された山口智子(53)が主演したドラマ『29歳のクリスマス』の主題歌となり大ヒット。95年には19年ぶりに洋楽シングルとして売上100万枚を突破。日本では絶大な人気を誇り、マライアの日本でのコンサートでは、季節に関係なくアンコールで同曲が歌われていた。
そして見事、第1位に輝いたのは、山下達郎(64)の『クリスマス・イブ』。83年12月にリリースされたシングルだが、ヒットのキッカケは88年、JR東海の“ホームタウン・エクスプレス(X’mas編)”のCMソングに起用されたことから。以降、クリスマスが来るたびに売れ続け、89年12月にオリコンシングルチャートで第1位に。91年には、ついにミリオンセラーを達成した。
ロングセラーの曲が多かった、「一番好きなクリスマスソング」ランキング。1位の『クリスマス・イブ』は、40~50代の約半数がこの曲を選ぶという圧倒的な結果だったが、若い世代からの票もあり、幅広い世代から愛されていることが分かった。山下の『クリスマス・イブ』は、今や日本のクリスマス定番ソングといえるだろう。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/