さて、ゲーム好きのお父サンはお待ちかね! 今回、私が会いに行ったのは“ファミコン芸人”ことフジタさんです。とにかく大のゲーム好きで、ご自宅に所蔵されているゲームソフトの数は、なんと2万本以上! フジタさんのゲームの腕前は、もはや神の領域に達していて、どんな難しいゲームもあっさりとクリアしてしまうほど。私も子どもの頃はスーパーファミコンにハマった世代。さっそく、ご自宅に突撃しました。ピンポーン♪
フジタ「どぉ~も~。フ~ジタですっ!」
ゆま「わぁ、フジタさんだぁ。いつもユーチューブで拝見しています!」
フジタ「本当ですか? さあ、どうぞどうぞ。散らかっていますが……」
ゆま「はい! すごい、玄関から段ボールの山。これ、全部ゲームですか?」
フジタ「たぶん、そうですね。もう何が入っているのか自分でも分かりません。あ、脱いだ靴は、段ボールの上にでも置いておいてください」
ゆま「アハハ。ほんと……狭い。洞窟みたい……」(フジタさんの部屋に潜入)
フジタ「座る場所がここしかなくて、すみません」
ゆま「いえいえ。ここでフジタさんは毎晩、寝ていらっしゃるんですか?」
フジタ「はい。起きたら、すぐにゲームができます」
ゆま「へえー。これって女の子を連れ込むには最高の環境ですね。“ウチでゲームやらない?”と誘って連れてきちゃえば、もう布団しか座る場所がない(笑)。しかも、この至近距離ですよ。ヤバいですね」
フジタ「アハハ。そんな機会は滅多にありませんけどね。ゆまさんがすぐ横にいるなんて正直、緊張します」
■ゲームがヤリたくて仕方ない!
ゆま「なんか私、ムラムラが止まらない。ヤリたくて仕方ない」
フジタ「へ?」
ゆま「早くヤリたい……」
フジタ「ええ?」
ゆま「だって、こんなにたくさんのゲームソフトに囲まれているんですよ。早くヤリたいです」
フジタ「あ、ゲームのことですね。ビックリした~」
ゆま「ああっ!」
フジタ「ひぃ!」
ゆま「ゲームギアだ! 布団の中から出てきました。え? こっちはニンテンドースイッチ! こんな新旧のハードが布団の中で一緒にいるなんて、すごい」
フジタ「ハハ……ゆまさんもゲーム好きなんですか」
ゆま「はい。私はスーファミ世代です。でも、私のお兄ちゃんはネオジオとかゲームギアが好きだったんで、私もやっていましたよ」
フジタ「ネオジオ? これまたマニアックですね」
ゆま「でも、私がハマったのはゲームギアでしたね。特に“ワンダーボーイ”というゲームが大好きでした」
フジタ「あれは、めちゃくちゃ難しいんですよね」
ゆま「さすが、よく知っていらっしゃる。そうなんです、すっごく難しいんです。ただ、大人になってからワンダーボーイをヤリたくなって、ゲームギアをネットで買い直したんです」
フジタ「すごいなぁ。女性でゲームギアを知っている時点で相当なマニアです」
ゆま「いやいやフジタさんに比べたら、私なんて(笑)。いつからゲームをされているんですか?」
■小学校時代からファミコンに育てられた
フジタ「小学校に入った頃にはファミコンがありましたね。というのも僕は幼少期に母親が病死。寂しさもあったんでしょうけど、それ以来、父親は他の女性の家に入り浸るようになったんですね」
ゆま「じゃあ、フジタさんは独りぼっちだったの?」
フジタ「僕が小学校1年生ぐらいまでは家政婦さんが来ていたんですが、それ以降はほとんど家でも一人だったんで、ファミコンばかりしていました。まあ、うちはお金だけはあったんで、ゲームソフトはいくらでも買えたんです」
ゆま「そういう事情があったんですね」
フジタ「友達もあまりいなかったので、ゲームが友達。ほんと、ファミコンに育てられて、ファミコンに助けられたと思っています」
ゆま「そうなんですね。中学生、高校生になってからも、ずっと?」
フジタ「はい。普通は、そういう家庭環境だとグレることもあると思うんですけどね。僕はゲームのおかげなのか。ある意味、悪いほうには走らなかった(笑)」
ゆま「それどころか、今ではゲームがお仕事につながっているんですもんね。でも、逆に仕事になっちゃうと、ゲームがイヤになったりはしないんですか?」
フジタ「それは1回もないですね。もちろん、ムカつくゲームは叩きつけてやりますけどね(笑)」