■お宮参りでの記念写真

 現代では、お宮参り当日に神社で写真を撮るのとは別に、写真スタジオで記念撮影をしてもらうのが定番かつ人気で、SNSのアイコンにしている親も少なくない。写真スタジオでの撮影は、お宮参り当日に行うケースと、別日に行うケースがあるが、おススメは後者である。

 というのも、赤ちゃん、とりわけ0歳児の記念写真の撮影はなかなか一筋縄ではいかないもので、いつもとは違う環境にとまどった赤ちゃんが泣く → 授乳 →眠る(数時間起きないケースもある)というループに陥ることも珍しくない。その場合、撮影は長引いてしまうので、親もくたびれてしまう。ゆえに写真スタジオでの撮影は、できればお宮参りとは別日に行ったほうが無難である。

●写真スタジオでの記念撮影で知っておきたいこと

 お宮参りに始まって、100日記念、ハーフバースデー、桃の節句、端午の節句、1歳バースデー、七五三、小学校入学、2分の1成人式などなど、昨今はとにもかくにも子どもの記念撮影がブームだ。節目節目で子どもの記念撮影を行い、そのつどドレスアップした子どもの写真をフェイスブックやインスタグラムに投稿している親は少なくなく、写真スタジオの数も増えてきている。子どもだけでなく、大人用に衣装のレンタルも実施しているのだが、料金形態は「撮影料や衣装レンタル料は安いけど、写真代は高額」なところもあれば、「撮影料や衣装レンタル料は高いけど、写真代はリーズナブル(もしくはデータを渡す形態)」なところもあってさまざま。サービス内容をネットで調べるなどして、自分たちのニーズに合ったスタジオを選びたいところである。撮影した写真は、フォトフレームに入れて自宅に飾ったり、祖父母にプレゼントしたり、年賀状に使用したり、いろいろな用途で楽しめるし、何より一生の記念になる。

■まとめ

 厳粛な儀式というよりも、「家族みんなで楽しむイベント」「思い出づくりの一環」といったスタンスで行われることが多くなった、現代の「お宮参り」。昔の慣習やしきたりにこだわる必要がない分、自分たちのやり方で楽しむことが可能になったともいえる。とはいえ、生後間もない赤ちゃんの育児でヘトヘトのお母さんにとっては、神社や写真スタジオの予約、服装の選定など負担な面もあるため、頑張り過ぎにはくれぐれも気をつけたいところである。

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