■双子出産後は、ここが大変!
さて、無事に双子を出産したのち、待っているのは“双子の育児”である。SNSでは、ママたちが“子育てあるある”を発信し共感を呼んでいるが、中には“双子育児あるある”も目にすることができる。双子ならではの苦労はどのようなものだろうか。
●移動が大変
なんと言っても、双子育児の苦労として筆頭に挙げられるのは「移動が大変」なこと。まず歩けるようになるまでは一苦労だ。抱っこ紐は一人しか抱っこできないため、パパも一緒でなければ外出が厳しくなる。ベビーカーも双子用になれば大型になり、公共交通機関での移動を考えたとき、混み合う電車を使うことは気が引ける、というママさんも多い。
●すべてに2倍のコストがかかる
また、当然ながら双子は2人の子どもが同じように成長していくので、イベントごとも重なり、出費がかさむ。最初の出産で双子を産んだ場合は、ベビー服やベビーベッドなどさまざまなものを2人ぶん準備しなければならない。
そして双子ママが最も苦しむのは“授乳”。ミルクではなく母乳育児の場合、常に双子におっぱいをあげることになるため、双子ママの間では“エンドレス授乳”などと言われている。そのため寝る時間もなくなってしまうのだ……。片方ずつのおっぱいで一度に2人を授乳することなどもはや当たり前。休む暇がないのだ。しかも左右のおっぱいから出る母乳の量が異なるので、適度に入れ替えないと発育に差が出ることも。
「双子は一度に子育てが終わるからいいわねぇ」など、道ゆく人から声をかけられることもある双子ママだが「双子を育てるのがどれだけ大変か分かってない」と怒りの声も上がっている。
■双子でよかった!と思ったこと
こうした苦労もあれど、やはり「双子でよかった!」と思う瞬間も、当然ある。「おなかの中にいるときから仲良し」というママもいる通り、妊娠中の検診時にチェックするエコー写真には、ママのおなかの中で「手をつないでいた」なんて声も。また産まれた後も、刺激しあって成長していけるほか、“双子コーデ”を楽しめるのも、双子を持つママやパパの楽しみの一つ。「双子コーデを考えるのが楽しい」なんていうママもいる。
■まとめ
大変なことはもちろん多い。しかし一方で、楽しいこともある双子の育児。街中で双子ママを見かけたら「一度に育てられてラクできるんだな~」ではなく、妊娠時から子育てに至るまでの大変さに思いを馳せてもらえると、双子ママたちも救われるのではないだろうか。