『クレヨンしんちゃん』、マジで怖すぎる「ガチホラー回」2017の画像
『クレヨンしんちゃん』、マジで怖すぎる「ガチホラー回」2017の画像

 小さな子どもに大人気のアニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)だが、ときおり大人でも恐怖で震えあがってしまうホラー回が放送される。2017年も存分に視聴者にトラウマを植えつけていたようだ。

■屋敷へとつながる謎の行列…

 まずは6月23日に放送された「謎の行列だゾ」の回。ある日のこと、ネネちゃんに呼び出されたしんのすけ、風間くん、マサオくん、ボーちゃんは公園に向かうのだが、その途中、先が見えないほどの行列を目にする。列に並んでいるきれいなお姉さん4人組に少しの間代わりに並んでもらうようにお願いされ、4人は了承して並ぶことに。

 しかし、しばらくしてもお姉さんたちが帰って来ないので、4人は列を離れようとするのだが、なんと体が言うことを聞かず、列から離れられない。そればかりか、列が進むと体も勝手に進み、ついに列の先頭を目にする。

 列の先には古ぼけた建物があるだけだが、何人も人が入っていくのに、誰1人出てくる人がいない。そしてついに4人の番がきて建物に吸い込まれそうになったとき、ネネちゃんが現れ、持っていた自作のままごとの台本の“おわり”というページが建物にくっつくと、列が解消されて建物も消えたのだった。

■たどり着かないエレベーター…

 次は6月30日に放送された「恐怖のエレベーターだゾ」の回。幼稚園からの帰りのバスの中で、風間くんはしんのすけと帰宅後に遊ぶ約束をして、一足先にバスから下車する。そして自宅があるマンションに入ってくのだが、なにやら様子がおかしい。エレベーターもいつもの場所になく、自宅のある7階を押してもなぜか6階や8階で停止してしまう。

 風間くんが恐怖を感じていると、突如しんのすけが現れてエレベーターに乗り込んでいく。風間くんは急いでしんのすけの後を追うのだが、エレベーターに乗り込んだとたんにしんのすけが消え、エレベーターは勝手に屋上へ行き、停止。そして風間くんが屋上から下を見下ろすと、なんとそこには幼稚園のバスから下車し、マンションに入ろうとしている自分の姿があり、その自分が屋上の風間くんを見て、ただならぬ形相でほほ笑みかけるのだった。

■なぐられうさぎの見せた悪夢

 最後は8月18日放送の「なぐられうさぎ<醒>だゾ」の回。こちらはネネちゃんが殴ってストレスを解消しているぬいぐるみ「なぐられうさぎ」が動き出すお話で、これまでにもいくつかエピソードが制作されている恒例のシリーズ。

 ある朝ネネちゃんが目を覚ますと、目の前にはなぐられうさぎのぬいぐるみが。ベッドにぬいぐるみを置いた覚えがないうえ、これが何日も続いたことで、ネネちゃんは気味悪く感じ始める。

 そこでネネちゃんのお母さんがぬいぐるみを抱いて寝ることにしたのだが、その夜、お母さんの部屋にネネちゃんがやってきて、誰かに操られているような様子で「うさぎちゃんを殴りたい」と、ぬいぐるみを持ち出そうとする。さらにぬいぐるみが動きだし、殴ってほしいと迫る。必死にネネちゃんを守るお母さんだが、最後にはお母さんも「殴りたい……」と洗脳されてしまうのだった。

 大人が見ても、かなり不気味なこれらの話。果たしてこれらのエピソードで何万人の子どもがトラウマを植えつけられたことか。2018年も怖~い『クレヨンしんちゃん』を楽しみにしたいところだ。

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