
12月24日放送のテレビアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)で、サンタクロースにまつわる“新しい説”が描かれ、視聴者に衝撃を与えたようだ。
この日放送された「イクラとサンタおばさん」というエピソードでのこと。ある日、磯野家にやってきたイクラちゃんがやけに静かで、サザエは不思議に感じる。タイコに理由を聞くと、ノリスケから「おとなしくしていないと、サンタのおじさんがプレゼントを持ってきてくれないぞ」と言われたことを、イクラちゃんが真に受けているというのだ。
その後、サザエはカツオに「(イクラちゃんを)少しは見習えば?」と注意するが、「僕はもう手遅れだよ」「とっくにサンタクロースには見放されてるよ」と、サンタからのプレゼントを諦めている様子を見せた。
だが、そんなカツオの態度の裏には、サンタのおじさん以外からクリスマスプレゼントをもらえる目算があった。カツオは、クラスメイトの早川さんに借りた『サンタおばさん』という絵本の内容を、ワカメにだけ特別に教える。
その絵本によると“サンタおばさん”は、サンタのおじさんが来なかった子どもたちに、こっそりプレゼントを届けることが仕事だという。これをうのみにしたカツオは、サンタのおじさんがダメでも、自分はサンタおばさんからプレゼントがもらえると信じていたのだ。
いきなり、聞きなれない“サンタおばさん”という存在が登場し、視聴者は騒然。ネットでは「サンタおばさんってなんだよ」「なにその斬新すぎる絵本は」「サンタクロースの同人誌的なやつですか?」「なかなか斜め上をいった話だな」「サンタおばさんとかいう、よく分からない概念導入してきたぞ」「これはまた、なかなかのパワーワードですな」「いきなり謎キャラ出してきた」と、さまざまな反響が上がっていた。
それにしても、いつもは悪知恵の働くカツオをはじめ、『サザエさん』に登場する子どもたちが、しっかりサンタクロースの存在を信じているところが描かれ、ちょっとほっこりさせられるエピソードだった。