明石家さんま、ビートたけし、上岡龍太郎…大御所たちの番組ボイコット伝説の画像
明石家さんま、ビートたけし、上岡龍太郎…大御所たちの番組ボイコット伝説の画像

 テレビ業界は浮き沈みが激しいもの。少し前まではテレビで頻繁に見かけていたのに、いつの間にかすっかり顔を見なくなったという芸能人も少なくない。そんな業界にあって“収録を無断で休む”ことは自殺行為なのだが、中には番組を自らボイコットしてしまうツワモノもいるようだ。

■出演拒否のさんまにうつみ宮土理が呼びかけ

 まず一人目は明石家さんま(62)。さんまは2017年6月に放送された『痛快! 明石家電視台』(毎日放送)で、かつて収録をボイコットしたことがあると明かしている。30年ほど前に放送されていた生放送番組『おもしろプレヌーン』(テレビ東京系)の司会を務めていたさんまだが、もともとさんまは同番組を「やらない」と言っていたという。吉本興業はさんまの同意を得ずに番組への出演を約束してしまい、さんまはしぶしぶ出ることに。

 しかしある日、たまりかねたさんまは河口湖に遊びに行き、収録をボイコットしてしまう。さんまがなにげなくホテルのロビーで番組の放送を見ていると、共演のうつみ宮土理(74)がテレビの中から「さんまちゃん、出てらっしゃい」と呼びかけていたそうだ。

■上岡龍太郎がディレクターに激怒!

 お次は元タレントの上岡龍太郎氏(75)。1994年に放送された『探偵! ナイトスクープ』(朝日放送)では、司会の上岡氏がスタジオから去ってしまうという前代未聞の事態に。落語家の桂小枝(62)が視聴者の依頼に応えて“除霊”をするVTRが流された際、幽霊の存在に懐疑的な上岡は「(霊は)なんの実証もされてないわけでしょ?」「ディレクターは何をどう結論づけたいわけですか?」と大きな声で力説。慌ててカメラ前に出てきたディレクターに対して「ものすごい危険なテレビですよこれは!」と怒りをぶつけ、スタジオを出ていってしまった。これには観客席からもブーイングの声が上がり、番組の最後は「これからどうなる」というテロップで締めくくられている。

■たけしの自由すぎる病欠!?

 最後は世界的な映画監督でありながらいまだにバラエティで活躍するビートたけし(70)。2017年10月4日放送の生番組『おはよう、たけしですみません。』(テレビ東京系)では、本番でたけしがいないという事態が勃発した。番組中には、出演者の水道橋博士(55)が「マジでいろいろな意味で申し訳ありません」と謝罪し、爆笑問題の太田光(52)は、そのとき紹介していた北朝鮮のニュースにかけて「金正恩よりひどい」と苦言を呈している。

 たけしのドタキャンに世間は驚いたようだが、“犬猿の仲”といわれている水道橋博士と太田が、二人で必死に番組を進行していることに注目が集まった。ちなみにたけしは翌日の放送には無事出演。顔にシワやクマを描いた“病人メイク”を施し、体調が悪くて欠席したと言い訳していた。

 視聴者を騒然とさせる“番組ボイコット”。しかし、ふだんは見られないアクシデントによる、緊迫感や臨場感を喜んでいる視聴者も少なくないだろう。

本日の新着記事を読む