松本人志、小栗旬、関根勤…人気芸能人たちが嘆いた「テレビの衰退」の画像
松本人志、小栗旬、関根勤…人気芸能人たちが嘆いた「テレビの衰退」の画像

 バラエティ番組やドラマでの過激な演出に、クレームがきたりネット上で炎上したりする現代。テレビ業界はこの流れに強く影響されていて、演出を抑え気味にする傾向があることから「昔に比べてテレビが面白くなくなった」といった声が多く上がることに。しかし不満を抱いているのは視聴者だけではない。衰退するテレビ業界を嘆く芸能人も後を断たない。

 2017年11月5日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの松本人志は、同局のバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了するという報道を受け、「クレームなどのリスクを考えると、今後はバラエティ番組は衰退していくのかな」と持論を展開。翌6日には自身のツイッターを更新し、「バラエティはいよいよ大変だ」と嘆き、大きな話題を集めた。

 そして昨年7月、小栗旬は『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際に、「ホントにテレビやばいじゃないですか」「僕はテレビドラマ大好きですし、絶対にやり続けていきたいです。だけど本当に面白くなくなっていて、やっちゃいけないことも多すぎる。しかも最近はお金がないからできないというのも」と不満をぶちまけた。

 しかし「テレビがこのまま面白くなくなるのは嫌」と語り、映画や舞台だけをやる道に進むことを否定。これに対し松本人志は“好きにやって良い”“視聴率のことは言わない”という枠を設けなければ面白いものは作れない、と同調していた。

 続いては関根勤。2017年5月の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した関根は、SNSがテレビの衰退を助長していると苦言。『電波少年』(日本テレビ系)の話題が出たときに、「SNSができてからバカなやつがいろいろ言うじゃん。それで自粛しちゃって、こういう面白い番組ができなくなった」と、熱く語る場面が話題を集めた。

 最後は森三中の黒沢かずこ。ある番組のプロデューサーが、空気が悪くなっている現場を見ても「自分がメインでやっている番組じゃない」と仲裁に入らなかったことがあったようで、黒沢は怒りを覚えたとか。

 2015年6月放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)では、そのプロデューサーに向かって黒沢が、「テレビを作る人として悔しくないの?」「いつからテレビはこんなになったんだ」「変えてやろうって気持ちでなんでやらないんだよ」と溜まっていた鬱憤をぶちまけ、「悔しくないの? このテレビ業界に対して!」と言って何発もビンタをしていた。

 できることが限られていく地上波のテレビ番組だが、出演者は必死に面白さを追及している。再びテレビ業界が活気を取り戻すことを期待したい。

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