『わろてんか』、名子役といわれたアノ女優が再ブレイク間近!?

 葵わかな(19)がヒロインのてんを演じる、NHKの連続テレビ小説『わろてんか』。明治時代から始まった物語も気づけば大正が舞台となり、吉本興業をモデルとしている北村笑店は、大会社に発展している。新たな登場人物が続々と出てきて、ますます目が離せないが、あの“名子役”が登場していることに皆さん、気づかれただろうか?

 まずは2017年12月27日の放送回を振り返ってみよう。島根から安来節の踊り子たちを連れてきたてんたちは、彼女たちをもてなすべく歓迎会を開いた。その場で“安来節乙女組”というグループ名や、安達都(大後寿々花/24)がリーダーとなることが決まったが、踊り子の一人であるなつ(畦田ひとみ/23)はそのことを面白く思っていない様子で、早くも乙女組に亀裂が入る。そして、いざ踊ってみると、4人の踊りはバラバラ。総支配人を務める風太(濱田岳/29)が檄を飛ばし、てんたちの前で「俺があの4人をきっちり仕込んでやる」と宣言する。そんなとき、てんの息子、隼也(南岐佐/8)が、学校で友達にけがをさせてしまったという電話が入り……。

 ここで注目したいのが安来節乙女組のリーダー、都を演じる大後寿々花だ。彼女の顔を見て、ピンときた人がいたら、なかなかのドラマ好きと言えるかも。大後は香取慎吾(40)の主演で話題になった02年の月9ドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)などに出演した、子役出身の女優だ。その後もハリウッド映画『SAYURI』や、ドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズ(フジテレビ系)など話題作に出演を重ね、人気子役となった。

■松山ケンイチに話題をさらわれた!?

 さらに07年、彼女が14歳のときには、その若さでドラマ『セクシーボイスアンドロボ』(日本テレビ系)でヒロイン役も務めている。このドラマは中村獅童(45)、小林聡美(52)など、毎度登場するゲスト陣の豪華さも話題となったが、大後の相棒であるロボ役を務めたのが、当時22歳でブレイク直前の松山ケンイチ(32)。この作品は松山の初主演ドラマで、以降、松山は売れっ子俳優となったのだが、松山に隠れてしまい、ヒロインを演じた大後はそれほど注目されなかった。

 そして、彼女の演技が高く評価されたのが2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』だ。清純派の女子高生を好演し、ついに子役ではなく“女優”として脚光を浴びることになったのだ。

 大後が子役時代に共演してブレイクしたのは、マツケンだけではなく、同じ子役の俳優もブレイクしている。前述の『人にやさしく』では当時8歳の須賀健太(23)と、07年公開の映画『遠くの空に消えた』では、当時14歳だった神木隆之介(24)と共演。二人とも今では人気俳優として活躍しているのだから、大後がこれに刺激を受けないはずはないだろう。大後は16年、慶應義塾大学を卒業。忙しい大学生活を終え、女優業に気合を入れだしたこの時期の朝ドラ出演は、タイミング的にもベストだったのではないだろうか。ぜひ子役時代から培った演技力で、女優として再ブレイクを果たしてほしいところだ。(半澤則吉)

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