鳥皮は第2位!「好きな焼き鳥メニュー」ランキングの画像
鳥皮は第2位!「好きな焼き鳥メニュー」ランキングの画像

「日本の国民食は?」と尋ねられると、カレーやラーメンが浮かぶかもしれないが、国民的なつまみとなれば、やはり“焼き鳥”だろう。個人経営の専門店や『鳥貴族』に代表されるようなチェーン店など、居酒屋ではおなじみのメニューであり、最近はスーパーやコンビニでも定番の商品だ。厳密には焼き鳥とはいえないが、野菜焼きや豚肉、牛肉メニューもあり、その種類も豊富だ。ちなみに消費量は青森県や新潟県、徳島県が多い。

 そんな焼き鳥だが、もも肉やレバーなど、部位がたくさんあり、好みは人それぞれ。そこで今回は、北は北海道から南は九州まで、全国の20~70代の男女計100名に「あなたが最も好きな焼き鳥の部位(メニュー)は?」と尋ねてみた。さっそく、結果を見ていこう。

 まずは第4位(7%)。ここでは、4つのメニューが同率でランクイン。選ばれたのは「手羽先」「レバー(肝)」「砂肝(砂ずり)」「むね」だった。

 手羽先は、鶏肉の翼の部分。骨つきでやや食べにくいが、ひとつの部位で皮と肉の食感の違いも楽しめる。

 レバーは肝臓。好き嫌いは分かれるが、独特の食感と味わいが人気だ。砂肝も内臓で、コリコリとした歯ごたえが特徴。

 むねは言うまでもなく、胸肉のこと。脂肪が少なくヘルシーなので、女性からの人気が高い。淡白なため、ワサビや明太子、大葉などをトッピングしたメニューも好まれている。

 次いで第3位(12%)は「もも(正肉)」。ちなみに「正肉」の読み方は、「せいにく」「しょうにく」のどちらも正しい。肉と脂のバランスが絶妙で、必ず頼むという人も多い定番のメニューだ。

■第1位はやっぱり定番の焼き鳥だった!?

 そして第2位(14%)は「皮」。言葉どおり皮の部分で、脂がたっぷり。お店によってはカリカリに焼いたり、ジューシーなまま提供したり、楽しみ方はいろいろだ。串に刺して焼かず、ボイルしたものを使う「鶏皮ポン酢」を置いている店も多い。

 第1位(18%)になったのは、「ねぎま」だった。これは、もも肉や胸肉をネギと交互に刺したもの。本来「ねぎま」の“ま”は“まぐろ”のことだが、いつの間にか鶏肉が使われるようになり、焼き鳥の定番メニューにまで成長したというわけだ。鶏肉とねぎを一緒に食べたときの味わいはなんとも言えないうまさで、まさに「キング・オブ・焼き鳥」といったところだろう。

 以上が、100人に聞いた焼き鳥ベスト4だが、次点に入ったのは「ささみ」「つくね」「ぼんじり」で、レアな部位としては「とさか」「玉ひも(鶏もつ)」などを挙げる人もいた。

 ちなみに、「タレ派か、塩派か?」という問いに対しては「タレ派49%:塩派51%」と僅差で塩派が勝利することに。素材の味をしっかりと感じられる塩味を好む人が少しだけ多かったが、各店のこだわりが出るタレにも根強い人気があるようだ。

 酒場だけでなく、家庭の食卓でも愛されている焼き鳥。これも立派な国民食の1つだ。寒くなるこれからの季節、お湯割りを片手にありがたくいただこうではないか。

本日の新着記事を読む