1位だと悲しい!? 「どこにあるか分からない都道府県」ランキング!の画像
1位だと悲しい!? 「どこにあるか分からない都道府県」ランキング!の画像

 1都1道2府43県。日本にはトータルで47の都道府県がある。南北に長い地形なので、各地に特徴的な四季があり、衣食住の習慣もさまざまなため、気候の変化が少ない国から来た旅行者は、日本の四季を珍しく感じるようだ。小さな国でありながら、47というたくさんの都道府県で構成されている日本は、当の日本人ですら、都道府県それぞれの場所が、どこにあるのか分かっていないということもある。そこで今回は、日本全国10~30代の男女、計200名に「どこにあるか分からない都道府県」を尋ねてみた。

 第5位(5.5%)に選ばれたのは“富山県”だった。同県は日本列島の中心、本州の中央北部に位置し、東側は新潟県と長野県、南は岐阜県、西は石川県に隣接している。深い湾を抱くように平野が広がり、山海の幸が豊富なことでも知られ、黒部峡谷や世界遺産の相倉合掌造り集落といった観光スポットも豊富な県だ。しかし富山県がどこにあるか分からないと答えた人からは「真ん中あたり?」(30代/女性)、「北陸」(20代/女性)と、位置に関しては「なんとなくあの辺だよね」というぼんやりとした印象のようだ。

 一気に飛んで2位(7.5%)には3つの県が同率でランクインした。まず一つ目は“群馬県”。日本列島の内陸北部に位置する北関東エリアにあり、人口は約196万人で県庁所在地は前橋市。世界遺産の富岡製糸場があり、最近は“こんにゃくパーク”も有名だ。しかし認識は「東京の右上」(30代/男性)という見当違いなものだったり、「北関東。ただし栃木県と混同する」(30代/男性)と、栃木県と群馬県の位置の区別がつかないという意見も見られた。

 二つ目は、その“栃木県”。群馬と同じ北関東にあるのだが「関東だと分かっているけど群馬、茨城、栃木は区別がつかない」(30代/女性)というように、群馬県だけでなく茨城県との位置関係の認識があいまいだという人が多いようだ。「東京のそばってイメージはある」(30代/女性)という意見もあり、だいたいの位置は認識されているようだ。

■栃木県VS茨城県の勝負は!?

 そんな栃木県は、福島県、群馬県、茨城県、埼玉県に囲まれた海なし県として知られるが、日光東照宮や中禅寺湖など、観光スポットは多く、宇都宮餃子は全国区の知名度を誇っている。さらなるアピールの努力が必要というところか。ちなみに、北関東三羽ガラスの残り、茨城県はどうなのかというと、第6位(4%)に入っていた。海に面していることで、内陸にある群馬県、栃木県よりも位置が分かりやすいのだろう。

 そして第2位の三つ目の県は“岐阜県”だ。中部地方に位置し、七つの県に囲まれた内陸県。北部には飛騨、南部には木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)が流れる自然豊かな土地で、飛騨高山や下呂温泉など観光スポットも豊富。ところが、回答者の声を見てみると「真ん中のチョイ上あたり?」(20代/男性)というものに加え、「大阪の東」(30代/男性)という驚愕の答えも! 間違ってはいないが、大阪と岐阜の間には、もちろん多くの県がある。悲しいことに「山陽あたり」(30代/女性)と、まったく見当違いの答えもあった。

 そして第1位(9%)に輝いたのは、“福井県”だった。石川県、富山県と並ぶ北陸三県の一つだが、場所を知らない人は多いようだ。中部地方の北西部、日本海沿岸、若狭湾に面している。眼鏡産業が発達していて、全国生産の約90%を占める。他にも水産業や農業、林業も活発だ。また、日本総合研究所が発表した『全47都道府県幸福度ランキング』によると、福井県は2年連続総合第1位。移住者の幸福度ランキングでも、子育て世帯は1位、シニア世帯は5位、共働き家庭が多く、女性活躍の先進地域としても有名だ。

 そんな福井県なのだが、「日本海側のほう」(30代/男性)、「新潟らへん」(30代/女性)という意見が多く、今回は不名誉な結果になってしまった。福井県には東尋坊や恐竜博物館、九頭竜湖など観光スポットはたくさんあり、越前ガニやソースカツ丼などのご当地グルメも充実している。

 日本に住んでいても、自分が住んでいる場所以外のことは意外と知らないことも多い。しかし、どの都道府県も、実際に行ってみるとそれぞれ魅力的なはず。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがだろうか。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

本日の新着記事を読む