星野仙一さん急逝のニュースを読んでいるうちに、そういえばと思い出したことがある。昨年11月28日(火)に、東京都内で星野さんの「野球殿堂入りを祝う会」が開かれ、錚々たる人々が祝福に来場したというので、競馬風俗研究家の立川末広が、そのときこう言い出したのだ。「これはきっと、星野さんの殿堂入りを祝う馬券が出ますね」

 そして実際、飛び出したのである。昨年12月10日(日)、中京8Rでのこと。
10番             マテラアリオ「ン」
11番「メ」「イ」「シ」「ョ」「ウ」モ「ウ」「コ」
12番             ハーツブライ「ト」
 ご覧のとおり、メイショウ(=名将)を中心にして、名前の下のほうにトウコン(=闘魂)という文字が刻まれていたのである。これはもう、闘魂を謳われた名将・星野監督にドンピシャの枠組だった。

■星野監督にドンピシャの枠組、結果は!?

 はたして、この枠組の中心にいるメイショウモウコはどんなレースをするのだろうと注目していたら、好スタートを切って一気に先頭に立ち、そのまま逃げ切ってしまったのである。4番人気(単勝1170円)の馬とは思えない、ワンサイドの逃げ切りだった。「やっぱり、星野さんともなると、こういう枠組が出現して、ちゃんと勝つんですねえ」と立川末広が言ったのを覚えている。

本日の新着記事を読む