■外出時の授乳に適したファッション

□「授乳服」とランジェリー

 マタニティウェアと兼用になっていることの多い授乳服は、胸元の露出を最小限にとどめて授乳ができる優れもので、一着持っていると重宝する。また、授乳用のブラトップも授乳しやすい仕様になっており、母乳パッドの装着もしやすいのでおすすめだ。

□シャツワンピースやブラウスなどボタンのついた服

 シャツワンピースやブラウスも、胸元のボタンを外すだけで授乳ができるので、特に薄着の春~夏は大変便利である。その際、インナーに着るものもブラトップなど授乳しやすいものが望ましい。

□大きめのTシャツ

 大きめのTシャツも赤ちゃんをくぐらせるだけなのでおすすめ。ただ、赤ちゃんは少しずつ大きくなってくるので、出かける前にサイズ感は確認しておきたいところ。

 外出時の授乳は、授乳に適したファッションで胸元の露出が少なめだったとしても、周囲の人は目のやり場に困ってしまうこともあるので、どんなファッションであってもやはりケープなどで覆ったほうが無難である。

■外出時の授乳に備えて用意しておきたいもの

●母乳育児の場合

□「授乳ケープ」と代用品

 一番便利なのは、授乳を念頭に置いた仕様になっている授乳ケープだが、おくるみやストールなどの大きめの布であれば十分に代用できる。特におくるみは、赤ちゃんのブランケットやおむつシートなどさまざまな用途で使える。いずれにせよ、赤ちゃんが触ったり口に入れたりすることを踏まえ、清潔にしておく必要があるので、洗濯しやすいものがよい。またコットンなど赤ちゃんの肌に優しい素材のものを選んでおきたいところ。

□ガーゼハンカチ

 赤ちゃんは、授乳中もたくさん汗をかくので、ガーゼハンカチを用意しておくとよい。とりわけ夏場は、授乳をはじめるとたちまち赤ちゃんの頭が汗でぐちょぐちょになってしまい、ママの手も汗まみれに……。そんなとき、赤ちゃんの頭をすっぽり覆えるガーゼハンカチがあると重宝する。

□母乳パッド

 授乳初期に多いのだが、片方のおっぱいを赤ちゃんが吸っていると、もう片方のおっぱいからも母乳がダラダラ流れることがある。そんなときに活躍するのが母乳パッドで、外出時も取り換えができるよう、数枚用意しておくとよい。

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