ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-SEASON2』(TBS系)の“小ネタ”が面白いとファンの間で話題になっている。
2016年4月期にSEASON1が放映された『99.9』は、刑事事件専門の弁護士たちが難事件に挑むドラマ。前シーズンに引き続き、嵐の松本潤(34)が、主人公の弁護士である深山役を務める。
1月14日からスタートとなったSEASON2には、気づいた人が思わずニヤリとしてしまうような小ネタが詰め込まれていた。たとえば香川照之(52)演じる弁護士の佐田の部屋に貼られていたのは、芸能人の名前を連想する賞のタペストリーの数々。嵐の櫻井翔(35)を思わせる“咲雷賞(さくらいしょう)”や、哀川翔(56)をもじったような“愛川賞(あいかわしょう)”が飾られていた。
そして、深山が居候する小料理屋「いとこんち」のランチには、日本史上の歴史的な出来事をモチーフにしたダジャレのようなメニューが。“島原の乱”を想起させる“島原のランチ”の他、“生類憐れみの令”にかけた“生類憐みの冷麺”といったメニューが見られた。
話の筋とは関係ない部分でのダジャレが目立ったが、実は本筋に関する重要なヒントが込められた小ネタも登場。第1話では加害者の男性が撮ったものとされた写真が、男性の身長では撮ることができない構図のものだと判明し、その結果、男性より身長が高い人物が容疑者として浮かび上がる。この結果“身長差”が決め手となって事件が解決したが、ドラマ内では「“慎重さ”が凄く大事」と書かれた紙が張られているシーンがあったのだ。
細かい小ネタの数々に視聴者は大ウケ。ネット上では「目立たないところにこだわってる!」「こういうネタ、見つけられるとうれしいんだよなー」「“咲雷賞”と“愛川賞”は確認できた!」「小ネタが秀逸で癖になるな」「カット数めちゃくちゃ多いから小ネタ全部は拾えない……!」といった感想が続出した。
「『99.9』は前シーズンでも、小ネタに非常にこだわったドラマとして話題になっていました。今回話題になった“咲雷賞”はSEASON1の第7話でも登場。今シーズンも、小ネタの健在ぶりを喜ぶファンが多いようです。こうした細工はSNSでも話題のタネにしやすいですし、リアルタイム視聴者を増やすのにも効果的なのでしょう」(テレビ誌ライター)
第1話は平均視聴率15.1%(ビデオオリサーチ調べ、関東地区)と好スタート。SEASON2も大いに楽しませてくれそうだ。