生後1か月の赤ちゃんの授乳、便秘、夜泣きまで、ママのお悩みを解決!の画像
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 妊娠、そして出産。ここまでも十分大変だが、無事に出産を終えた後にはもっと大変な新生児育児が待ち受けている。授乳とおむつ替えを繰り返し、どうにかこうにか沐浴をするひと月が過ぎ、生後1か月を迎えた赤ちゃん。もちろんまだまだ大変なことには変わりがないが、生後1か月の赤ちゃんについて知っておきたいことや、気をつけたいこととは?

■生後1か月の赤ちゃんの特徴

 この世に生まれ出て1か月……。生後1か月の赤ちゃんは、まだまだ小さく首も据わっていないものの、それでも生まれたばかりの頃より体は大きくなり、五感も発達! どんな特徴があるか、詳しく見ていきたい。

●身長と体重

 市町村から交付される母子健康手帳に載っている、厚生労働省が作成した「発育曲線」によると、生後1か月の赤ちゃんは、かなり発育に個人差が大きい。

【男の子】身長:50.9~59.6センチ、体重:3530~5960グラム

【女の子】身長:50.0~58.4センチ、体重:3390~5540グラム

 ほとんどの赤ちゃんは、生後1か月の時点で出生時体重から1000グラムほど増加している。ちなみに、生後2か月を迎える頃には、生後1か月の体重から1000グラムほど増加していれば順調といわれており、1日につき25~30グラムほど増加する計算になる。

●体の特徴

 顔を左右に動かしたり、手足を伸ばしたりバタバタ動かすなど、新生児期の頃よりも動きが活発になる。体全体の肉づきもよくなり、むっちりとしてくる。

●把握反射

 新生児に備わっている原始反射(げんしはんしゃ)はほとんど残っていて、手のひらにパパやママの指やおもちゃなどを触れさせると握り返す「把握反射」(はあくはんしゃ)も見られるようになる。

●視力

 視力は、0.01~0.02くらい。まだママやパパの顔は分からないものの、新生児期と比べ、目の前のものがしっかり見えてくるようになる。赤や青など、はっきりした色のものは見えやすい。顔を近づけてあげると、こちらの目をじっと見てくるようにもなる。また、「追視(ついし)」といって、目でおもちゃなどの物を追うことも徐々にできるようになってくる。

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