●乳児湿疹
薄くて刺激に弱く、とてもデリケートな赤ちゃんの肌。新生児~1歳頃までの赤ちゃんの肌に現れる「乳児湿疹」にも十分に注意しておきたい。湿疹には以下のような症状がある。
□あせも……汗をかいた部位に発疹が表れる
□乳児脂漏性湿疹……かさぶたのような湿疹
□新生児ニキビ……顔にあらわれることの多い、赤ちゃんのニキビ
神経質になる必要はないが、入浴時に赤ちゃんの肌をていねいに洗い、入浴後にしっかり保湿をおこなうことが予防につながる。また症状が出たときは、小児科や皮膚科を受診する。
●おむつかぶれ
赤ちゃんの排便回数が多いときにおむつかぶれが出ることがある。予防としては、排便があったときにすぐにおむつ替えをおこなうこと。また、おむつ替えの際、すぐにお尻の汚れを拭きとるのではなく、先にぬるま湯でお尻を洗い流せば赤ちゃんの肌の負担が軽減してよい。おむつかぶれも、乳児湿疹同様、症状がひどい場合は小児科や皮膚科を受診する。
●便秘
生後1か月を迎える頃、赤ちゃんのうんちから水っぽさが減り排便回数も減ってくるが、中には毎日排便しなくなる赤ちゃんもいる。2~3日排便がなくても、赤ちゃんの機嫌がよくて食欲もある場合は問題ない。ただし排便のない日が5日以上続くのであれば、赤ちゃんのお腹をマッサージしたり、オイルを含んだ綿棒を肛門に入れて刺激してあげるとよい。綿棒を使うときは、肛門を傷つけないよう先端部だけを入れ優しく回す。それでも出ないときは小児科に相談するとよい。ちなみに、母乳育児の赤ちゃんのうんちは軟らかめ、ミルク育児の赤ちゃんのうんちは硬めの傾向がある。