■「おしゃぶり」の選び方
赤ちゃんの口に直接入れるおしゃぶりは、清潔に保ちたいし、信頼できる製品を使いたいところ。おしゃぶりを選ぶにあたって気をつけたい点について説明する。
●哺乳瓶と同じメーカー
ミルク育児をしている赤ちゃんの場合、毎日飲んでいる哺乳瓶の乳首に愛着を抱きやすい。ゆえに、哺乳瓶と同メーカー・同シリーズのおしゃぶりがおすすめである。哺乳瓶と同じ形状になっていることが多いので、赤ちゃんもおしゃぶりを受け入れやすい。
●月齢に合ったサイズのもの
哺乳瓶の乳首同様、おしゃぶりもその月齢に応じたサイズに分かれているので、赤ちゃんの月齢にマッチした製品を選ぶとよい。
●衛生管理がしやすいもの
ケースやキャップ、服やベビーカーにつなげられるおしゃぶりホルダーが付属している製品は、管理がしやすく、持ち運びにも便利である。また、おしゃぶりの形状に溝が少なければ汚れがたまりにくく、洗いやすい。さらに、後述するがおしゃぶりの消毒方法には3種類あるので、購入前に消毒方法も確認しておきたい。
近年のおしゃぶり製品には、出っ歯になりにくい、鼻呼吸を促すなどの工夫が施されたものも少なくない。製品の仕様をよく確かめて、赤ちゃんに適したものを選びたい。
■「おしゃぶり」の手入れ
おしゃぶりの消毒方法には、「煮沸消毒」「電子レンジ消毒」「薬液消毒」と大きく分けて3通りの方法がある。
●「煮沸消毒」
沸騰したお湯に数分浸す。最も経済的。
●「電子レンジ消毒」
容器におしゃぶりを入れて電子レンジで加熱する。消毒専用容器を使う場合は説明書に従う。タッパーを代用する場合は、タッパー内に水とおしゃぶりを入れ、少し蓋を開けて密封状態にならないようにして、500Wで3分加熱させる。
●「薬液消毒」
哺乳瓶等の消毒に使われる薬剤に浸す方法で、説明書に従って行う。数時間浸すのが一般的だ。