■関係性によって変わる!?「喜寿祝い」の金額相場

 喜寿祝いに贈るプレゼントの予算金額の相場は、特に決まっているわけではない。一番大切なのは心から長寿をお祝いする気持ちであり、金額ではないことは覚えておいてほしい。また地域や関係性によっても異なってくるため、迷ったときは親戚や詳しい人に相談してみよう。

*両親:1〜5万円

*祖父母:1〜3万円

*親戚:5千〜2万円

*上司や恩師など:5千〜1万円

■これが常識!? 「喜寿祝い」の定番色&プレゼント

●定番カラー

 喜寿祝いの定番カラーは無病息災を願う紫(むらさき)である。かつて高貴な人だけが使うことを許された紫は、気品と風格を兼ね備えた貴重な色として尊ばれてきた。そのため、長寿への敬意を示すために紫色を使ったお祝いの品が贈られるようになったと言われている。

●定番プレゼント

 喜寿祝いの贈り物としては紫色のちゃんちゃんこや頭巾、座布団などが定番だったが、最近では本人が喜ぶものをプレゼントする人が増えてきている。趣味に使える実用品やお酒といった嗜好品をはじめ、記念になるような小物やアクセサリー、花などのギフトはもちろん、楽しい時間を共有する食事パーティーや旅行なども人気がある。

●ワンポイント:現金を贈るときの祝儀袋

 現金にする時は祝儀袋に入れて渡すのが通例だ。お祝い事ではのしと水引がついた祝儀袋を使おう。

*水引:紅白か金銀の蝶結び

*表書き:「祝喜寿」「喜寿御祝い」「寿福」「長寿御祝」など

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