●菖蒲湯

 お風呂に菖蒲を入れる「菖蒲湯(しょうぶゆ)」は、「端午の節句」の伝統的な風習で、厄除けの意味があります。「菖蒲」と「尚武」とをかけ、江戸時代の武家社会で広まりました。ちなみに、お風呂に入れるのはサトイモ科の「菖蒲」であって、アヤメ科の「花菖蒲」は別物です。

■まとめ

 今でも、男の子が生まれると祖父母から五月人形が贈られ、5月5日の「こどもの日」に初節句としてみんなでお祝いする……という文化は残っているものの、多くの伝統行事同様、簡素化やカジュアル化が進み、五月人形はコンパクトなものが選ばれ、記念写真はレンタルの着物で前撮り、5月5日にこだわらずゴールデンウイーク前後の都合のよい日時にみんなで集まってわいわい食事会をするスタイルが増えてきています。どんなお祝いにするかは、家庭内でよくよく話し合うとよいでしょう。

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