■サマータイムに関して注意したいこと
電波時計やスマホ、PCなどはサマータイム情報を認識しているので、設定を変更する必要はない。例えばイギリスにいれば、時計の表示は、午前0時59分の次に午前3時へ切り替わる。アナログウォッチを使用している場合は、自分で針を1時間ずらして時刻を調整する必要がある。当然、サマータイムが終わったら1時間戻す。
標準時とサマータイムが切り替わるタイミングは、夜中の0~3時に設定されている。開始日前と、最終日には、寝る前に時計をセットしておくのがオススメだ。
特に注意したいのは、海外旅行時や、外国での滞在時。サマータイムに気づいていないと、自分の時間だけ世間より1時間遅れていることになってしまう。「12時だと思っていたのに、実際はもう1時で飛行機の搭乗に間に合わない!」「待っていたのに、バスは1時間前に行ってしまっていた……」なんてトラブルになりかねない。
アメリカやブラジルのように広大な国では、地域によってタイムゾーンが異なる場合がある。また、同じ国の中に、サマータイムを実施している州としていない州が混在している場合も。現地で情報収集をするのが一番確実だ。
■まとめ
日本ではなじみの薄いサマータイムだが、導入されている国々の人々にとっては一般的。渡航する際や、海外と仕事のやりとりをする人は頭に入れておかないと、面倒なことになるかもしれない。導入している国としていない国があり、本当にやっかいな制度だが、上手につきあいたいものだ。