■まとめ

 現代は、親世代も子ども世代も「結納」に対するこだわりは持っておらず、ゆえに「略式結納」が好まれる傾向にあります。とはいえ、両家のしきたりに違いがあるか否かは事前にしっかり確認し、違っている場合はどのような形式でおこなうか決めなければなりません。また当日のファッションや手土産の有無についても、両家の格に差が出てしまわないよう気をつける必要があります。

 せっかく結納を行うからには、トラブルを避け、和やかな雰囲気で進めたいという方が多いでしょう。そのためには、とにもかくにも「両家の話し合い」を重ねることが大切です。しきたりの違いに気づき、話し合いが進まない……ということもあるかもしれませんが、結婚前に、相手側の親の人となりや価値観に触れるための良い機会ともいえ、相手側の両親との距離の取り方も学べます。

 現代において、結納は行っても行わなくてもどちらでもよい儀式に過ぎません。両家のしきたりや価値観があまりに違い過ぎて結論が出ないのであれば、いっそ結納を中止したっていいのです。よくよく話し合い、両家にとって、あるいは本人同士にとってよりベストな道を選択しましょう!

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