■結婚したらなんでもやってあげる!?

――今回の映画はこれまでの壇蜜さんとは違った顔が見られそうですね。ところで、昨年10月に放映されたバラエティ番組『チマタの噺』(テレビ東京)で「結婚したら、なんでもやってあげます」って話されていたのが気になりました。

壇蜜 その気持ちはあります。

――尽くすタイプですか。

壇蜜 う~ん、どうなんでしょう。“尽くす”って、ちょっと難しい言葉だなって思っていて。「結婚したら尽くします」と言うことは簡単なんですけど、私にとっての“尽くす”って“何が尽くすのか”がまだちょっと正解が分かんないんで。だったら、何か生活のことはなんとなくでも、自分が主体になってできたらいいなって気持ちがある……ってことを正直に話した感じだったんですけど。

――同じ番組の中で「男の人がゴミ出ししたり、パンツ畳んだりするのは見たくない」とも……。

壇蜜 あはははは(笑)。なんか自分のパンツを畳まれちゃうのってちょっと恥ずかしいので。まぁ、ついでに私ができたらいいなって。ゴミ出しに関しては「行ってらっしゃい」のときにゴミ出ししちゃうと、その後、手を洗わないで大丈夫なのかなっていう心配があっただけです(笑)。私的にはたくさんあったときに一緒にいてくれるとうれしいです。

――分担ですね。

壇蜜 そう。そうしたら二人で戻って、ちゃんと手を洗えばいいんで。細かいんですよ。ホント、自分が。

――きれい好きですか?

壇蜜 いやいや。そうではないと思うんですけど。ただ、何かしら家事の後は手を洗わないと、不調になる気がして。掃除とかゴミ出しとかって、汚いものをきれいにするということで、それで終わりじゃないじゃないですか。自分の手まで洗って終わりって気持ちがあるだけなんですよね。

――昨年末には『男と女の理不尽な愉しみ』と『たべたいの』という2冊の新刊を出されましたね。

壇蜜 異性と向き合う、もしくは同性とともに生きる自分と、食べ物と寄り添っている自分というのは、自分を作る大きな要素の二つだと思うんですね。だから2冊同時に出せたことは本当にラッキーでした。

――『たべたいの』の目次に「4P」という項目があって、ドキッとしました。

壇蜜 うふふふふ。思わせぶりなことはありますね。

■女流作家として文壇を賑わせてくれる日も近い

――壇蜜さんらしいですよね。最後に2018年の目標をお願いします。

壇蜜 昨年はおかげさまで連載が以前よりも増えた状態が続きまして、このまま連載が続けばいいなというのが一番にあります。そのためには、やっぱり自分の暮らしを、ま、ルーズなところももちろん文章にはなるんですけど、規則正しかったり、ピシッとした丁寧な暮らしをしている自分もしっかり表現することも大事ですから、もうちょっと意識した生活をするということに尽きると思います。

――具体的には?

壇蜜 恋愛でも仕事でも趣味でも、ちゃんと意識して記録しながら日々を過ごすこと。忘れないようにするのが今年の目標かな。私、億劫だから「今日は日記、書かなくていいや」って思っちゃうときがあるんで、それをグッとこらえてペンを握る……という習慣を持ちたいなって思ってます。

 映画やドラマ、グラビアで活躍中の壇蜜さんですが、女流作家としても文壇を賑わせてくれる日が近いかも。本誌はその日を期待しております!

壇蜜(だんみつ)
1980年12月3日、秋田県生まれ。O型。T158-B85W60H89。2009年、ゲーム『龍が如く4』に出演したことを皮切りに、翌年グラビアデビューを果たし、本格的に芸能活動を開始。その後、映画『甘い鞭』『関ヶ原』、ドラマ『ウチの夫は仕事が出来ない』などに出演し、女優としても活躍中。1月26日スタートのドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日)に出演。昨年末には環境庁省エネ住宅推進大使に任命された。公式ブログ『黒髪の白拍子』http://ameblo.jp/sizuka-ryu/

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