「早起きは三文の得」に続けて、江戸の昔は、「旅は百文の得」と言ったんだってね。それくらい、旅は得るものがあるということなのだろう。

 数年前、立川末広と秋田県を旅行したときに、山間の細い川に、「雄物川源流」という板看板が立っていた。「オブツ川ですかね」と立川末広が言うと、通りかかった人が、「オモノ川です」と教えてくれた。そりゃ、そうだよなあ。オブツ(汚物)じゃ汚くて、誰も観光に来てくれないよ。

■阪神競馬第3レースの出馬表を見ていたら…

 この旅のことを、昨年12月9日(土)、阪神競馬第3レースの出馬表を見ているときに思い出した。2、3、4番に入った馬の頭文字が、つなげると「オブツ」になっていたからである。 2番「ツ」ーエムアイリス 3番「ブ」ルベアブロッコリ 4番「オ」ーミスマイル

 このことを立川末広に教えると、「オモノ川を、間違えてオブツ川と読んだお詫びに、秋田関係の馬を買いましょうか」と言い出した。ああ、そうだなあと、選んだのがこの2頭。ジョッキーの名前に「秋」と「田」が入っていた。 9番 ライブリテックス「秋」山 13番 バーンフライ 岩「田」

 そうしたら、この2頭で決まって、馬連が1480円。レースって、こういう当たり方をすると、忘れられないものになっちゃうんだよなあ。

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