由伸巨人がすがる松井秀喜「臨時コーチ招聘」

 プロ野球は現在、自主トレシーズン。2月のキャンプインを控え、選手たちも“準備万端”かと思いきや、“球界の盟主”巨人に飛び込んでくるのは、暗いニュースばかり。「ドラフト1位ルーキーの鍬原(くわはら)拓也が、コンディション不良で一軍キャンプに不参加。開幕一軍はおろか、前半戦は絶望との声もあります。それに加えて、期待の若手・岡本和真は、バイクと接触する交通事故を起こす始末。いったい、どうなっているんだか……」(スポーツ紙デスク)

 成績とともに人気も落ちているだけに、明るい話題が欲しいところだが、「鍬原の場合は、故障を承知のうえで獲っていたようですから、仕方ない部分もありますが、ドラ1ルーキーはキャンプの見どころの一つですからね。残念ですよ」(巨人軍担当記者)

 新戦力としては、新外国人投手のヤングマンの獲得を発表したが、「2011年のメジャーのドラ1ですから期待値は高いんですが、外国人は来てみないと分かりませんからね」(前同)

■盟友・高橋由伸監督と巨人軍のため、“男気”を見せたゴジラ松井

 そんな盛り上がりに欠けそうな巨人キャンプだが、“目玉”はあるという。「前半の宮崎キャンプで7日間、あの松井秀喜氏が臨時コーチを引き受けたんです。しかも2月10日に現地で行われるソフトバンクとのOB戦に、選手として出場する予定だとか。松井氏はこのほど、史上最年少の43歳7か月で野球殿堂入りを果たしたばかりで、昨季は貧打に喘いだ野手陣にどんな指導をするのか、楽しみですね」(前出のデスク)

 とはいえ、選手ではなく1週間限定の臨時コーチが“目玉”では寂しい気もするが、この話、ただの“キャンプの目玉”では終わらないという。「キャンプコーチの招聘というのは、将来の入閣を意識した人事です。上層部はまだ諦めていないんでしょうね、松井監督の誕生を。だから、松井氏とつながっておきたいと毎年、オファーを出しているみたいです」(前出の巨人担当記者)

 だが、その毎年のオファーも、引き受ける年と、そうでない年がある。「松井氏も、球団の意図を察しているんですよ。だけど本人に、監督を引き受けるつもりはない。だから、あえて距離を置いているのでは……」(前同)

 過去に松井氏がキャンプコーチを引き受けたのは、14年と16年。15年はOBとして訪問するにとどめ、17年に至っては訪問なしと、少しずつ距離を置いているかに見える。それなのに今回、臨時コーチを引き受けた理由は何か。「昨季のふがいない打線を見ていられなかったんでしょうね。それに、松井は由伸シンパでもあります。意外かもしれませんが、この2人、同じ一匹狼タイプだけに、認め合っているところがあるんですよ」(同)

 盟友・由伸監督とふがいない巨人軍のため、“男気”を見せたゴジラ松井。もうひと肌脱いで、松井監督となる日は来るのだろうか?

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