■セレブな文化人路線の滝川クリステル

 その一方で、体という武器を使わずに個性を出し、フリーアナとして成功した美女たちもいる。まずは、セレブな文化人路線に舵を切って成功した滝川クリステル(40)。東京五輪招致のプレゼンテーションでの「お・も・て・な・し」も記憶に新しいところだが、翌14年には一般財団法人『クリステル・ヴィ・アンサンブル』を立ち上げ、動物愛護に力を注いでいる。「英語と仏語が堪能な彼女は国際的な活躍ができる今のポジションに満足しているようです」(女性誌記者)

 読売テレビの局アナだった川田裕美(34)は15年にフリーに。『情報ライブ ミヤネ屋』で全国的な知名度を得ていた彼女だが、拠点を東京に移して、しばらくの間はペースがつかめず苦労したようだ。しかし、美形なのに飾らないキャラと、ぶっちゃけトークを武器にバラエティへの出演を増やしていき、昨年4月にはNHK『バナナ♪ゼロミュージック』の司会に起用される出世ぶり。「彼女は今年1月の半月で10本以上の番組に出演してますからね。突っ込まれキャラ、いじられキャラが定着したのが大きかった。キャラ設定の勝利といっていいでしょう」(織田氏)

 高橋真麻(36)も、フジテレビ時代のお嬢様キャラをかなぐり捨てて大成功。「大食い、歌がうまいといったキャラに加え、恋人との交際で周囲を煙に巻く“一人マッチポンプ”も、彼女の芸になりつつあります」(下関氏)

 逆にTBSのうるさ型のお局アナのイメージがあった吉川美代子(63)は、酸いも甘いも噛み分けた人生の達人ぶりが受けて、バラエティへの出演が激増中。「女子アナ嫌いで知られるマツコ・デラックスが唯一、認めた女子アナが彼女というお墨付きが効いてますよね。トークにも味があるし、彼女が売れるのも分かりますよ」(下関氏)

■高島彩はオールラウンドプレーヤー

 どのフリーアナも生き残りには必死なようだが、「結局、フリーになっても、そのままで女子アナの頂点に立っていると言えそうなのは、高島彩(38)くらいですね」(テレビ誌記者)

 私生活では11年に『ゆず』の北川悠仁と結婚し、二児の母になった彼女は、出産と育児で仕事をセーブしながらも、昨春から『サタデーステーション』(テレビ朝日系)のメインキャスターに起用された。古巣・フジ以外の局にレギュラー出演するのは初めてだが、「報道、スポーツ、バラエティ、なんでもこなせるオールラウンドプレーヤーぶりは、テレ朝でも高く評価されています」(前同)

 さすがはアヤパン! フリーアナの鑑です!!

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