昨年、ディープインパクト産駒はG1戦で珍しく苦しんだ。幸先よくヴィブロスがドバイターフを制したが、国内では3歳クラシックはアルアインの皐月賞だけ。古馬G1もサトノアラジンの安田記念だけに留まった。しかし、巻き返しが顕著だったのが2歳戦だ。これまで最多だった2015年の42勝を大きく上回る57勝。さらに勝ち馬総数も50頭の大台に達した。暮れのG1朝日杯FSでもダノンプレミアムが制して、7度目の2歳リーディング首位に輝いたのだ。

■V候補の筆頭はカツジ

 ディープ産駒は年明けも快調に勝ち上がっている。1回京都終了時点で明け3歳馬はすでに7勝。牝馬のオハナが菜の花賞を無傷の2連勝で飾ると、プリモシーンがG3フェアリーSを制した。今週の京都メインはG3きさらぎ賞だが、ここにも素質あるディープ産駒が多く出走予定だ。

 なかでもV候補の筆頭はカツジだ。デビュー戦をノーステッキで抜け出すと、続くG2デイリー杯2歳Sが2着。気性面の幼さから直線で外にもたれるロスがあっての好走だった。前走後は成長を促す意味もあって放牧へ。ここが年明け初戦となるが、すでに昨年暮れから調教を立ち上げ、27日の坂路57秒6が初時計。年明けの4日、8日にも坂路で時計を出し、11日はCWで6F87秒8。2週前追い切りの17日は同じCWで84秒1-11秒8の速い時計が出た。それも古馬を追走する形から1馬身の先着。ぶれない動き、柔らか味ある身のこなしに成長も感じさせた。デビュー戦が5番手からの抜け出し。2戦目は好位から4角2番手と、実戦では器用さもあるタイプ。もちろん、外回りの京都千八はディープ産駒が十八番にする舞台だ。

 暮れの新馬戦を勝ったダノンマジェスティも素晴らしい素質馬だ。全兄が皐月賞馬のアルアイン。デビュー戦は直線で外へふくれる若さを出したが、それでも2着馬に3馬身半差の楽勝だから能力が高い。精神面を含めて上積みが大きい2走目は楽しみしかない。

■G3東京新聞杯はクルーガーから

 さて、今週は東京で東京新聞杯も組まれている。古馬マイル路線のG3戦で晃メンバーがそろいそうだ。関西からはアドマイヤリード、リスグラシューの牝馬も出走予定だが、馬券はクルーガーから入りたい。年明けの京都金杯は2着だったが、57.5キロのトップハンデで、4角では待たされるロスがあった。それでも1Fから馬群を割って出て0秒1差だ。マイル重賞では、いつでも主役になれる実力馬だ。(日刊ゲンダイ大阪記者)

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