●白寿(はくじゅ)

 数え年で99歳(満98歳)の長寿のお祝い。百から上の一を取ると白の漢字になることが由来。

●百寿(ももじゅ・ひゃくじゅ)

 数え年で100歳(満99歳)の長寿のお祝い。その名の通り。お祝いの色は白色。100歳以上のお祝いには、特にテーマカラーがもうけられていない。

●茶寿(ちゃじゅ)

 数え年で108歳(満107歳)の長寿のお祝い。「茶」の字の草冠を2つの十に解体して足すと二十、下の部分は八十八に解体でき、20と88を足すと108になることが由来。

●珍寿(ちんじゅ)

 数え年で110歳(満109歳)の長寿のお祝い。110歳は珍しいほどの長寿であるということからが由来。

●皇寿(こうじゅ)

 数え年で111(満110歳)歳の長寿のお祝い。皇の字は、白と王に分けられる。白は「白寿」と同じく百から一を取ると白になることから99に。王は分解すると、十と二で十二となり、99と12を足すと111になることに由来する。

●大還暦(だいかんれき)

 数え年で120歳(満119歳)の長寿のお祝い。還暦を2回迎えたということから。日本では120歳まで生きたとされる泉重千代(1865年8月20日ー1986年2月21日)がいるが、戸籍の信頼性が疑問視され、現在では105歳(1880年生まれ)が通説となっている。

 現在存命の人物の中で世界最高齢者は、日本人の田島ナビ(1900年8月4日ー)で、2019年の1月1日まで存命すれば、数え年で大還暦を迎えることになる。

 正確な記録が残っている人の中で大還暦を迎えたのは、フランスの女性ジャンヌ・カルマン(122歳、1875年2月21日ー1997年8月4日)、アメリカの女性サラ・ナウス(119歳、1880年9月24日ー1999年12月30日)の2人だけである。

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