■体育の日にゆかりのあるイベント

「体育の日」といえば、運動会を思い浮かべる人が多いかもしれないが、最近では各地でさまざまなイベントが開催されている。

●運動会と「体育の日」の関係性

 運動会は近代日本独特の体育的行事であり、そのルーツは1874年に海軍兵学寮(1876年改称:海軍兵学校)で行われたものにあるとされている。明治29年に初代文部大臣の森有礼が、体育の授業の一環として学校で運動会を行うことにし、現在に至っている。

●体育の日に開催されるイベント

 2017年10月9日(月)の体育の日は、下記のような催しで盛り上がった。

「スポーツ祭り」

 体育の日の中央記念行事と銘打って、スポーツ庁や日本オリンピック委員会などが主催して行った大々的なスポーツイベント。会場は味の素ナショナルトレーニングセンター、国立スポーツ科学センター、味の素フィールド西が丘、赤羽スポーツの森公園競技場など。

「スポーツ博覧会」

 東京都が主催した“大人の運動会”。2日間に渡って駒沢オリンピック公園と井の頭恩賜公園の2会場で同時開催された。キャスターの小倉智昭、アトランタオリンピックサッカー日本代表の前園真聖など、多数のゲストも出演。2日間2会場合計で24万1000人が来場した。

「東京体育館 スポーツドリーム」

 東京都スポーツ文化事業団、日本アスリート会議、JAPAN TOP LEAGUEが主催した、無料のイベント。有名アスリートが教えてくれるスポーツ体験教室が好評だった。イベントには約3万3900人が参加した。

「辰巳スポーツフェスティバル」

 東京辰巳国際水泳場を舞台に、すべて無料で多くのプール系イベントが行われた。オリンピック選手によるレッスンも。

「武道・スポーツフェスティバル in 東京武道館」

 武道館が主催した入場無料のイベント。柔道金メダリストによるトークショーや柔道体験、武道演武発表会などが開催された。

■まとめ

 東京オリンピック開催をきっかけに、五輪の正式競技はもちろんのこと、その他のスポーツも大きく広がりを見せていくに違いない。スポーツを中心としたオリンピック情報とあわせて、五輪とは切っても切れない縁がある「体育の日」の動向についても引き続き注目していきたい。

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