■森本レオ子が『戦国乙女』にハマったワケ

 と言うのも、この『戦国乙女3』のメインスペックは、突入率100%のSTタイプ(回転数制限の確変)だったから。なにを隠そうこの私、STとMJ(みうらじゅん)に目がないパチンコサブカルクソ女。三度の飯よりSTが好き。ST大好き人間なのです。

『戦国乙女』のメインであるミドルスペックが、STタイプを採用するのは3作目が初めて。しかも『戦国乙女3』が導入された2013年は、バリバリのMAXタイプ全盛期。右も左も上も下も、全方位が大当たり確率約399分の1の機種ばかりだった時代です。

 しかも、399分の1の確率を苦労して当てても、お楽しみである確変状態を堪能するには、そこからさらに約2分の1の壁を突破しなければならない(つまり突入率50%)という台が主流。そういったハイリスクハイリターン台に疲れ果てていた私は、大当たり確率が300分の1よりわずかに甘く、ST突入率が100%という、大当たりさえすれば必ず大好きなSTを楽しむことができる『戦国乙女3』は、まさに求めていたスペックの台だったのです。

 “萌え”の苦手意識をスペックへの好感度が上回った結果、私は『戦国乙女3』にドハマリしました。さらにうれしい誤算もありまして、『戦国乙女3』って良い意味で演出が“薄味”。激アツ柄が出なくても、スーパーリーチが最終段階にまで発展せずとも、大当たりを射止めてくれることも多いのです。私が関西出身ゆえでしょうか。パチンコの演出も京料理のようなのが好きなんですよね~。

 そんな『戦国乙女3』、特に甘デジタイプなんですが、実はパチプロ御用達の“堅く勝てる”台だったんです! だから一時期は、パチプロさんたちが黙々と萌え~な『戦国乙女3』を打っているという、シュールな光景が全国のホールで良く目撃されていました(笑)。

 そして、『戦国乙女3』以外にも、実はプロが好む萌え台は多数あります。たとえば西陣の『織田信奈の野望』。この台は、電サポ中に玉を多く獲得する打ち方が効くことから、パチプロの狙い目となっていました。前述の『地獄少女 宵伽』も、ボーダーラインが甘いことから、今後パチプロ御用達の台となる可能性は十二分にあります。カワイイ萌え台が、堅い勝ちにつながる場面は、意外にも多いんですよね。

 パチンコで堅く勝つには、萌え台の攻略もまた避けては通れない道。苦手ジャンルはなるべく作らず、食わず嫌いは早いうちに克服する! そうすれば堅勝への道はきっとひらけることでしょう。みなさんも苦手機種に挑戦してみてくださいね。それではGOOD LUCK!

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