スター錦野旦、「どん底人生を変えた」とんねるずに感謝の画像
スター錦野旦、「どん底人生を変えた」とんねるずに感謝の画像

 1月28日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に歌手の錦野旦(69)が登場。恩人としてとんねるずの石橋貴明(56)と木梨憲武(55)の二人に感謝を示す場面があった。

 錦野は1970年に『もう恋なのか』でレコードデビューし、その年に「日本レコード大賞」で新人賞を受賞、そのまま『NHK紅白歌合戦』に出場し、翌年には『空に太陽がある限り』で大ヒットを飛ばすなど、スター街道を突き進んだ。

 しかし、信頼していたマネージャーに1億円を持ち逃げされ、デビュー8年目には大麻取締法違反で逮捕。起訴猶予処分後、知り合いに話をもちかけられ“トンガオイル”を売り出そうとしたが、薬事法にひっかかり話は頓挫。今度は実業家と名乗る人物にだまされ、多額の借金を負い、財産を差し押さえられた。錦野の芸能生活は決して平坦ではなく、いずれも自分の「お人好し」な性格が原因だったとしくじりを反省した。

 しかしそこで転機が訪れた。錦野は「どん底人生を歩んでいた運命を変える、大きな出来事が44歳の時に起こります。きっかけをくれたのがこの二人です」と、とんねるずの石橋と木梨の名前を挙げた。

 錦野は90年代に放送されていた日本テレビ系のバラエティ『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』で「スターの華麗な乗馬を見せていただきたい」とのオファーがあったと告白。しかし、オファーを信じてはりきって錦野が現場に行くと、そこには両足が地面につくぐらい小さなポニーが用意されていたという。そのロケの顛末について錦野は「飛び降りたら、足があぶみに引っかかって頭から落ちて。そこからバラエティが始まった」と、バラエティに出始めたきっかけを明かした。

 その後も錦野は、両手に“ヒラヒラの飾り”がついた衣装でゴルフのドライビングコンテストをし、飾りが首にからみついてしまったことや、温泉の底が開いて滑り台で落ちるドッキリを受けたことなど、錦野をいじる番組ロケのおかげで、人気が再浮上したことを説明。バラエティタレントとして活躍することができたと当時を振り返った。

「今の30~40代ぐらいの人にとっては、錦野旦さんといえば、とんねるずという印象が強い。ゴルフのヒラヒラも、温泉のすべり台も、当時の『生ダラ』を見ていた人にとっては鮮明に思い出せる名場面のはずです。今回の放送後、SNSにも“もう一回生ダラ見たい”といったものや“生ダラの錦野さんが好きだった”という声が多かったです」(テレビ誌ライター)

 往年のスターをどん底から救ったとんねるずと、過去の栄光に縛られず、ノリノリでバラエティ仕事をこなした錦野。両方さすがである。

本日の新着記事を読む