鉄拳、パラパラ漫画「誕生秘話」に笑福亭鶴瓶も感動の画像
鉄拳、パラパラ漫画「誕生秘話」に笑福亭鶴瓶も感動の画像

 1月30日に放送された『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に、お笑い芸人でイラストレーターの鉄拳(45)がゲスト出演。再ブレイクのきっかけとなった“パラパラ漫画”との出会いについて語り、MCを務める笑福亭鶴瓶(66)らを感動させる場面があった。

 この日の放送では、鉄拳のパラパラ漫画がブレイクするまでのエピソードを再現ドラマで紹介。2010年当時、仕事が激減していた鉄拳は、芸人をやめて実家に帰ろうかと妻に相談。「あなたがそれでいいなら、私はそれでいいよ」という返事をもらったという。

 鉄拳は、故郷の長野で友人に紹介されたイラスト仕事を始めるつもりだったが、ある日所属事務所に呼び出され、カラオケの映像に使うパラパラ漫画を描くことに。そして鉄拳が最後の仕事だと思いながら描き上げたのが、吉幾三(65)の『俺ら東京さ行ぐだ(鉄拳ver.)』だった。

 映像が配信されると、これがテレビ番組プロデューサーの目にとまり、状況は激変。番組の企画用に「人との繋がり、夫婦の愛、絆をテーマにしたパラパラ漫画を描いてほしい」という仕事が舞い込む。

 そこで鉄拳は、街へ出て実際の夫婦やカップルから話を聞き、どんなときも寄り添う“夫婦”の一生をテーマにしたパラパラ漫画『絆』を2011年に発表。これはどんなときでも鉄拳に寄り添った、妻の支えに気づいた作品でもあったという。

 作品の発表後、またもパラパラ漫画の仕事が舞い込み、2012年には代表作『振り子』を発表。『振り子』は世界的にも話題になり、英ロックバンド「MUSE」のプロモーションビデオにも採用された。VTR紹介後、鶴瓶は「パラパラ漫画って、ちょっと泣くよね」とコメント。「“芸は人なり”って言うけど、鉄拳はええ奴やから」と大絶賛した。

「この日は鉄拳と同郷のバトミントン選手、奥原希望選手(22)もゲストとして出演。鉄拳は奥原選手と父親とのエピソードを題材にしたパラパラ漫画を披露し、奥原選手も“ウルッときますね”と目を潤ませていました」(テレビ誌ライター)

 昨年、花王の猫用トイレグッズ『ニャンとも清潔トイレ』のサイトで採用された鉄拳のパラパラ漫画『小さな便り、大きな便り。』も“泣ける”と話題を呼び、YouTubeでは再生回数120万を突破。“泣ける”パラパラ漫画家誕生の裏には、感動秘話が隠されていたようだ。

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