東京は連日氷点下を下回り、数十年ぶりという記録的な寒さが続いています。「こんなに寒くちゃ馬がかわいそうだ」と横山典騎手。そういえば、急遽出走を取り消す馬が例年よりも多い印象があります。これだけ寒いと、競走馬は皮下脂肪が多くついて、仕上げに苦労することは間違いありません。そして、連続開催の京都の馬場の回復が極端に遅れています。内よりは外からの差し追い込み馬の台頭が目立っています。

■ダービー馬レイデオロが人気

 今週その京都で「京都記念」が行われます。ダービー馬レイデオロに人気が集中。とはいえ秋のジャパンC以来の実戦。昨年の1月から3月まで全休し、皐月賞に直行。仕上がりが気がかりです。皐月賞優勝のアルアインが菊花賞以来。その菊花賞で2着だったクリンチャーも長期休養明け。本来は叩き良化型で仕上がりが課題です。

 有馬記念で2着に頑張った牝馬クイーンズリング。これを物差しに考えると、牝馬陣が不気味です。エリザベス女王杯優勝馬モズカッチャン、2着クロコスミア。この2頭は直前の追い切りがカギになります。

 エリザベス女王杯12着以来ですが、4歳馬ディアドラが楽しみ。休養明けは2戦2勝。紫苑S、秋華賞と連勝。ラスト33秒台の強烈な末脚が武器。渋った馬場も問題なし。注目です。

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