■出場選手が全員自衛官のバイアスロン

 2月16日(金)は、日本の女子アスリート陣にとって小休止の日。フィギュアの男子ショート(TBS系10:00~)、ジャンプのラージヒル予選(テレビ朝日系21:00~)など、男子種目を楽しもう。

 折り返し地点を過ぎた2月17日(土)も同様。朝はフィギュアの男子フリー(NHK総合9:50~)、夜は男子のラージヒル決勝(テレビ朝日系18:56~)が行われる。

 2月18日(日)は、スピードスケート女子500メートルに注目(TBS系19:00~)。小平に加え、30歳にして五輪初出場となる遅咲きの名花・郷亜里砂(30)らが出場。この日は、なかなか見る機会が少ないバイアスロン女子12.5キロの放送も(NHK総合14:50~)。出場選手が全員自衛官というこの競技で、3大会連続出場となる立崎芙由子(29)は、秋田生まれの東北美人。おじいさんはマタギだったというだけあって、雪山での銃の扱いは堂に入っている。

■スキーの女子ハーフパイプを注視

 2月19日(月)には、スキーの女子ハーフパイプ予選を注視したい(テレビ東京系10:00~)。ソチ五輪銅メダリストの小野塚彩那(29)は、昨季の世界選手権で優勝と、金メダルを狙える位置にいる。昨年末、2016年に結婚していたことを公表。公私ともに充実する彼女の、渾身の演技を期待しよう。同代表では、渡部由梨恵(29)も人妻選手だ。苗字でピンと来た方もいるだろうが、相手はノルディック複合の渡部暁斗である。ちなみに、暁斗の弟・善斗(26)も複合の五輪代表だ。

 同じ時間帯には、今回から正式種目となったスノーボードのビッグエア女子予選が行われる(NHK総合9:20~)。こちらは、大きなジャンプ台を飛び、空中で技を披露するもの。スキーのエアリアルとは、台の形や大きさが違う。日本からはスロープスタイルと同じ4名が出場。前出の鬼塚、岩渕は実績的にメダル獲得を十分期待していい。

 夜のお楽しみは、スピードスケートの女子チームパシュート予選だ(テレビ朝日系19:00~)。この種目は、コースの反対側から同方向に同時スタートした2チーム(各3名)が、先頭選手を入れ替えながら6周(男子は8周)し、どちらが先にゴールするかを競うもの。昨年末のW杯では高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃(21)の3名が3戦連続で世界新記録を更新している。

 小野塚のメダル獲得が確実視されるスキーの女子ハーフパイプ決勝は、2月20日(火)の午前中(フジテレビ系10:00~)。

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