理事落選でも貴乃花親方「新・貴の乱」に秘策あり!(週刊大衆2月26日号)の画像
理事落選でも貴乃花親方「新・貴の乱」に秘策あり!(週刊大衆2月26日号)の画像

「悔いはない、ですね」

 5期連続の理事当選を逃し、わずか2票と惨敗した貴乃花親方。だが、長い沈黙を破って、2月7日にはテレビ朝日の特番『独占緊急特報‼貴乃花親方すべてを語る』に出演。清々しい感想を口にした。

「理事という立場から離れ、自由に発言ができるようになったことが大きいでしょう。以前から貴乃花親方は、自身の主張を発表できる場を探っており、理事選前に記者会見を開くのではとい う噂もささやかれていました」(番組制作関係者)

 放送にゴーサインが出たのもギリギリだった。

「貴乃花親方が理事に当選していれば、独占告白はお蔵入りするはずでした。理事の立場で、テレビで協会を批判するなんて、ご法度ですから。局側はそうした事態に備え、レギュラー番組を放送する予定で進めておき、放送前日に特番への差し替えを発表したんです」(前同)

 負けるが勝ち。ついに、“新・貴の乱”の狼煙が上がったのだ――。

「先の理事選で、貴乃花一おうのまつ門からは阿武松親方(元関脇・益荒雄)が当選したのも、実は作戦通り。貴乃花親方が理事選に通っても、“アンチ貴乃花”の池坊保子氏が議長を務める評議員会で、承認されない恐れがあったからです。阿武松親方を形の上で一門代表に据え、貴乃花親方が、しっかり手綱を引き締めている。つまり、〝院政〞を敷くことになりそうです」(貴乃花一門関係者)

 京都・宇治市内の龍神総宮社で貴乃花親方とともに豆まきに参加した、伝統河内音頭継承者の河内屋菊水丸師匠も、こう語る。「貴乃花親方にはガチンコで評議員会と勝負してほしかったですけどね。まあ、一門の親方衆が 安全策を選んだということでしょう」

 貴乃花一門の親方は、本人を含め8人。それに、無所属の錣山親方(元関脇・寺尾)ら3人も協力している。

「一門会で貴乃花親方は、“私は自分への1票だけでいいから、残りの10票は阿武松親方に投票してもらってかまわない”と伝えていました。そこで、阿武松親方が自分の考えで、山響親方(元幕内・巌雄)へ2票譲ったんです」(前出の一門関係者)

 そこには、2016年の理事長選がからんでいる。

「八角理事長との一騎打ちに出た貴乃花親方に、山響親方は票を投じた。というのも、彼は故・北の湖元理事長の直弟子。北の湖元理事長が貴乃花親方を後継として指名したからです」(夕刊紙記者)

 -この記事の続きは2月10日発売の週刊大衆2月26日号にてご確認ください!

https://youtu.be/2yXlHaHpub4

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