子どもに対して、基本的な生活習慣、社会や人間関係のルールなどを親が教え導いていくために必要なことが「しつけ」。犬や猫に対しても飼い主は「しつけ」をおこなうが必要である。とはいえ、いざ「しつけ」を実行してみると、子どもにうまく伝わらずに思い悩む親は多い。今回は、「しつけ」をする側に求められる心がけなどを紹介する。
■「しつけ」とは?
親は、子どもの成長段階に合わせて、子どもが社会生活に適応していくために、生活習慣、ルール、マナーなどの「しつけ」(躾)をおこなう必要がある。手洗いや歯磨きなどの基本的な生活習慣、あいさつのやり方、交通ルール、公共の場におけるマナー、人間関係のルール、やってよいことといけないことの区別など……しつけとは子どもが社会で通用する人間になるためだけではなく、子どもの生命を守るためにも必要なのである。
■「しつけ」をするときの心得
何度注意しても同じことを繰り返す、反省している様子が見られない、逆ギレされるなど、子どものしつけがスムーズにいかなくて思い悩む親は少なくない。イライラして子どもに感情的に接してしまい自己嫌悪に陥る……という悪循環が起こるケースもある。ここでは、親が子どもにしつけをおこなうときに心得ておきたいポイントを説明する。