昨秋のジャニーズ事務所からの独立から半年、元SMAP3人組――香取慎吾(40)、草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(44)が大ピンチ!! 「草なぎがレギュラー出演する『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、香取のレギュラー番組『おじゃMAP!』(フジテレビ系)が、ともに3月末で終了となります。香取は、これでレギュラーゼロに。草なぎも残るレギュラーは『ブラタモリ』(NHK)のナレーションのみです」(芸能記者)
唯一、稲垣の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)があるが、これも「来年3月の終了が決定している」(制作会社スタッフ)とか。
■ジャニーズ事務所に批判が殺到し…
“辞めSMAP”が地上波から完全消滅。この唐突な展開の裏に何があるのか?「実はコレ、3人の独立時からの既定路線でした」とは、民放局ディレクターの弁。ジャニーズ事務所による“追放計画”は、水面下で進んでいたのだという。「『SMAP×SMAP』(フジ系)で5人そろった“生放送謝罪会見”、創業者側とSMAPを育てたI氏との軋轢などに対して“パワハラ”“ブラック企業”と批判が殺到しました。“厚労省は調査すべし”との声も出たほどです」(前同)
電通やNHKでの過労死然り、“働き方改革”が叫ばれる現在、批判が出るのも当然だろう。「3人が独立して即、全番組が終了となれば、さらなるバッシングは不可避。むしろ、批判をかわすべく、ジャニーズは各局に“1人1本は続けさせて”と注文していました。ただ、独立から半年が経ち、世間の批判ムードも収束した今、大ナタを振るい始めたんです」(芸能プロ幹部)
大声で「あの3人を使うな!」とお達しを下したわけではないというが、「ジャニーズの他のタレントたちは視聴率を持っているので、民放各局はジャニーズ事務所のご機嫌を取りたい。そうした力関係の結果、各局は“忖度”をし、このタイミングで3人を斬り捨てるに至ったんです」(前同)
この“追放計画”の一端が垣間見えたのが、昨年11月、ネットテレビ局『AbemaTV』で放送された『72時間ホンネテレビ』。香取、草なぎ、稲垣がそろって出演したが、これは、3人がジャニーズを退所してからの初共演で、放送前から話題となっていた。しかし、3人以外の出演者がなかなか集まらない。「各々の芸能事務所も、ジャニーズの顔色を窺い、協力には消極的。タレントを同番組へ出せずにいました。全面協力した某事務所は、その後、ジャニーズから“共演NG”とされてしまったという話もある」(前同)
■嵐の人気も堅調で…
むろん“忖度”が呼び込んだ結果とも見えようが、ジャニーズ事務所サイドの強気には、理由があるという。「ポストSMAPとして期待される『嵐』の人気が堅調なこと。加えて、ジャニーズの“後継者”藤島ジュリー景子氏の存在感が業界でも増す中、彼女の右腕の男性が、民放各局の編成に食い込んでいることも大きい」(民放編成担当)
古巣にNOを突きつけた“辞めSMAP”3人に、次なる一手はあるのか――。